読書日記

  一日4万5000回の毒

 『脳にいいことだけをやりなさい!』(マーシー・シャイモフ)より、
 研究によれば、人は一日6万個の物事を考えていて、その95パーセントは前日も前々日も考えていたことだといいます。

 問題なのは、その習慣的な考えの約80パーセントがネガティブなものだということ。
 つまりほとんどの人は一日に4万5000回、後ろ向きの考えにとらわれているということです。

 脳機能にとって、マイナス思考は毒、プラス思考は良薬である。
 人はたいていは何かしら考えています。その回数は想像以上に多いのでしょう。
 生活が一定していれば、その中で考えることはほぼ同じなのかもしれません。

 不幸になる考え方のクセがある人は無意識のうちに何度も同じような後ろ向きの考えをし、そのたびにイヤな気もちになっているのです。
 そして、マイナス思考・不幸になる考え方(に伴う悪感情(の脳内ホルモン))は毒になるそうです。(『怒りや憎しみは心の毒』)
 その反対に、プラス思考・幸せになる考え方(に伴う幸福感)は良薬になるそうです。

 自分の不幸になる考え方のクセを知り途中でストップできるようになるだけで、イヤな気もちで過ごす時間を相当に減らすことができるでしょう。
 それは、自分の心身の健康と幸せのために、とても大きいことだと思います。

 習慣やクセは変えない限り、一生何度も繰り返されます。
 悪い習慣を改め良い習慣を身につけていくことができたらいいのではないでしょうか。



   

次の日の日記

脳にいいことだけをやりなさい!』 マーシー・シャイモフ

ホームページ