読書日記

  幸せを数える心持ち

 PHP12月号の特集は『大丈夫、なんとかなる! 不安を和らげるヒント』。
 三浦雄一郎さん(プロスキーヤー・冒険家)は、
 私は不安というのは、実は不満なのではないかと思っています。不満が高じて不安になり、不幸にもなる。
 何億円と持っていても不幸な人はいるし、金銭的にはギリギリの暮らしをしていても、心豊かな人もいます。

 足るを知って、心を満たす。不幸を数えるのではなく、食べるものがある、着る服があるといった幸せを数える。
 そうした心持ちの習慣をつけると、不安も少しずつ、確実に和らいでいくように思います。
 不満を思うことでイヤな気もちになります。つまり、不満をもつような考えは不幸になる考え方だと思います。
 また、心の中に欠けているものがあるから、不安になる(ようなことを考えてしまう)のかもしれません。
 反対に、心豊かな人は不満も不安も感じることは少ないのではないでしょうか。

 心が豊かか貧しいかは、その人の考え方によるところが大きいでしょう。
 自分にあるもの(事・人・物)に目を向けて幸せを感じられる人の心は豊かであり、自分にないものに目を向けて不幸な気もちになる人の心は貧しいのではないかと思います。
 心を豊かにするためには、

足るを知る   不幸を数えて暮らすより  幸せを数えて暮らそう

 そうすれば、「今は(それなりに)幸せ」とも思えるようになれるでしょう。
 「今は幸せ」と思えるようになると、「将来も幸せ」と思いやすくなり、不安になることも少なくなるのではないでしょうか。



   

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