読書日記

  「まあ、いいか」という呪文

 PHP12月号の特集は『大丈夫、なんとかなる! 不安を和らげるヒント』。
 黒丸尊治さん(緩和ケア医・心療内科医)は、
 考えても仕方がないような不安に、ずっと悩まされている人もいます。
 こんな場合には「まあ、いいか」という、魔法の呪文が有効です。
 不安が頭をもたげてきたら「まあ、いいか」という言葉を心の中でずっとつぶやき続けることをお薦めします。
 それをしていると、いつの間にか、本当に、まあ、いいかといった気持ちになるから不思議です。
 考えても仕方がないことを考えて、不安になったり悩み苦しんだりするのは、自分のためによくないでしょう。その分の時間と精神的なエネルギーを幸せになれることに使えたほうがいいのではないでしょうか。

 そんなとき、「まあ、いいか」と言えるといいのでしょう。
 不安なときに役立つもう一つの言葉は「なるようになる」です。
 このような簡単な言葉でも、自分で自分に言い聞かせることで、不安な気もちを少しは小さくできるのです。

 不安な気もちが強くなったときに、呪文のように繰り返しつぶやいていると、不安になるような考えをしなくてすみ、不安な気もちが小さくなっていくのです。
 気もちが落ちついてくれば、なんとなく「まあ、いいか」「なるようになる」と思えるようになるのではないでしょうか。
 また、このような言葉を遣い続けると、呪文の力(実は、自分の心の力)が少しずつ強くなっていくのだと思います。

 もう一つ私が、心を鎮めるために役立つ呪文が「ハオハオ」です。
 現実と自分の心(感情・望み・考え)を「ハオハオ」と受け入れるように心がけることで、悪感情を小さくできます。

××たらどうしよう ハオハオ  不安な気もちなるのも ハオハオ   ハオハオ、・・・

 私は「ハオハオ」を何年も遣い続けているので、「ハオハオ力」(受け入れる力?)がアップして、呪文の効果がだんだん強くになってきていると感じます。

 あなたも、自分の心に効く言葉(他にもたとえば、自分の心を支える言葉自分を励ます言葉)を見つけ、その呪文の力を磨いてみてはいかがでしょうか。



   

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