読書日記

  自分の問題に気づく

 『豊かさの人生術』(シャクティー・ガーウェイン)より、
 自分の生き方の中で何がうまく働いていないのか次第に気づいていくことは、成長におけるとび抜けて強力なステップです。
 だからこそ、もっとも難しく、不愉快でもあります。
 問題があることを認めれば、それはもう癒しへの途上にあるのです。けれども、そうした癒しには時間がかかるものです。

 変化させようとする必要はないのです。
 起こりつつある気づきに集中すると、変化は後からついてきます。
 自分の問題に気づき、いい方向に変えることができるといいのでしょう。
 それは、自分自身の人間としての成長とも言えるでしょう。

 自分の問題に気づく大きなヒントは、自分の心の中の悪感情や悪い気分だと思います。
 まず、自分の感情・気分を知ることで自分の問題に気づけるようになれたらいいのではないでしょうか。

 自分の問題は、物事をどう感じるか、何を望んでいるか、何をどのようにしているか、どのような生き方をしているかなど、様々ですが、その元には考え方の問題があると思われます。
 物事の感じ方は受けとめ方によります。
 何を望んで、どう行動するかを決めるのも自分の考え方によります。(「○○たらいいな。ではどうしたら?」のような)
 つまり、自分の問題には考え方の問題が含まれています。それが不幸になる考え方です。

 不幸になる考え方の多くはクセになっています。
 「私にはこういうクセがある」と考えることが、自分の問題に気づくことになるのです。
 悪いクセ(自分の問題)に気づいたからと言って、反省したり、すぐに直さなければならないなどと考える必要はありません。
 悪いクセは、出た時に早めに「またこのクセだ」と気づいて、ストップできればいいのです。
 さらに、「では、(今できる)幸せになる考え方は?」と幸せになる考え方を心がけ、自分の考え方行動を変えることができるようになれると、なおいいでしょう。
 考え方が変われば、物事の感じ方も行動も生き方も自ずと変わっていくと思います。

 生きていく中で自分の問題に次第に気づいていくことで、少しずつ成長し、それにつれて幸せに暮らせるようになっていけたらいいのではないでしょうか。



   

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