読書日記
「知恵」の万能性
『持続力』(山本博)より、
私はアーチェリーを極めるために考え、実践してきた多くの試みには、自分の仕事、また教育全般など、ほかの世界にも広く通じるものがあることに気がついた。
そして、ひとつのことを深く探求していくことで得られる「知恵」の万能性は、はかりしれない広がりを持っていることにも気がついた。
人生に起こるさまざまな問題の解決に、ひとつの世界を掘り下げる中で得た知恵を応用することで大きく役立つのである。
ひとつのことを深く探求していくことで得られるものはいろいろあるのでしょう。
また、その中には他の分野にも応用できることも多いのでしょう。
ひとつのことを極めるためには、努力や工夫や目標達成や問題解決などが必要でしょう。そういうノウハウや能力は他もことにも活かせるでしょう。
また、それなりの実績や結果を出すことで得られる自信も、生きていく上でも大きい力になると思います。
物事を深く掘り下げることで、物事の本質や道理のような基本的な知恵を得られることも大きいでしょう。
そして、ひとつのことを極めることで得られるいちばん収穫は、心の成長ではないかと思います。逆に、心が成長しない限り、何かを極めることはできないでしょう。
心の成長で大きいのは、自分をコントロールできるようになることでしょう。
何をすればいいかわかっているのに、自分(の欲望や感情や行動など)をコントロールできないために、それを実践できない人が多いような気がします。
自分をコントロールし、いい努力を続けられるようになることが、何をやってもうまくいく秘訣なのかもしれません。
幸せになるためにも、自分を育てることが何よりも肝心だと思います。
その際に必要なのは、自分の心をうまく働かせるための「知恵」のようなものではないでしょうか。(たとえば、心の運転、心の三大要素)