読書日記

  生きがいを持って楽しく健康に生きる

 『俺たちの老いじたく』(弘兼憲史)より、
 「生きがいを持って楽しく生きる」加えて、「健康に生きる」。目標はこれだけでいい。しかもこれらは、コインの裏表なのだ。

 苦しいことの数より、楽しいことの数を数えること。楽しいことが少なかったら、積極的に楽しさを見いだすこと。
 楽しいことを探す姿勢、生きがいを持とうとする姿勢が、「気」の高まりとなる。
 気の持ちよう、すなわち、「病は気から」の気力だ。
 生きがいを持って生きられる人は、それだけでもけっこう幸せでしょう。
 その上、楽しく生活できたら、なおさらでしょう。
 しかも、健康に生きることができたら、言うことなさそうです。

 成功しなくても、お金持ちにならなくても、生きがいを持つことも、生活を楽しむことも、健康をキープすることも、可能だと思います。
 だったら、今日本に暮らす大半の人は幸せになれるのではないでしょうか。

 大きな生きがいはすぐには見つからないかもしれませんが、小さな生きがいなら探せば見つかると思います。
 仕事や勉強や家事や育児などやらなくてはならないこともあるでしょうが、工夫しだいでやらなくてはならないことを楽しむことは可能だと思います。それ以外の生活を楽しむこともできるでしょう。また、自由な時間にやれるやりたいことがあるはずです。
 心身の健康をキープすることは、日頃の心がけと良い習慣をつくることで、ある程度は可能だと思います。
 ただし、いずれもそれなりの努力が必要でしょう。

 しかも、生活を楽しむことや生きがいを感じることが心身の健康にいい影響を与え、反対に健康であることが生活を楽しんだり生きがいを感じたりするためには大事なのでしょう。
 「生活を楽しもう」「生きがいを持って生きよう」というような姿勢が、心身だけでなく生き方をもイキイキとさせるのではないでしょうか。



   

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