読書日記

  現実を受け止める心

 『「思い」が現実をつくる』(ジェームズ・アレン)より、
 困難な現実に生きていたとしても、外側の状況や出来事が苦しくて悲しいのではなく、現実を受け止める心が苦しみや悲しみを生んでいます。

 正しく事実を受け止める心の姿勢と、状況に応じた正しい智恵を学んでいけば、苦しみや悩みに心を縛られ、悲しみに打ちひしがれることはありません。

 むしろ、直面する困難な現実から、心を解放することを覚え、自分を高めることを学び、穏やかな心の世界にたどり着くことができるはずです。
 同じような困難な現実にあっても、それを嘆き苦しんでいる人もいれば、平気で暮らしている人もいます。
 人の幸不幸は、現実の出来事や状況などが決めるのではなく、その人の心が決めるのです。
 それは、物事の受け止め方が大きいのでしょう。

 正しく事実・現実を受け入れるとは、ありのままに受け止めることでしょう。
 「なんでこんなことが」「信じられない」「許せない」などと現実に逆らうから悪感情が強くなり、現実に逆らい続ける限りとらわれてしまうのです。
 現実を受け入れた上で、現実的な目標をもつことで、問題解決もしくは心の問題解消に向かって動き出せるのだと思います。

 また、現実を正しく受け止めることが、その問題から心を解放し、穏やかな心を取り戻すことにつながるのです。
 自分を育てようと心がける人は、困難な現実さえもいい経験として何かを学び、自分を成長させていけるのでしょう。



   

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「思い」が現実をつくる』ジェームズ・アレン

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