読書日記

  時間をかける

 『扉の法則』(ジェームズ・スベンソン)より、
 じっくり時間をかけなければ、価値のあることはなしとげられない。
 性急に結果を出そうとするのではなく、じっと腰を落ち着けて取り組むことが大切なのだ。

 豊かな収穫を得ようとするなら、まず、畑を耕し、肥料をやり、種をまき、水をやり、発芽させ、日光を当てて育てなければならない。
 このプロセスは相当な時間を要するが、地道な努力が実る日は必ず来る。
 何かをなしとげるためには、それなりに時間をかけなければ難しいのでしょう。
 急ぎすぎると失敗しやすく、たとえ一時的に成功したとしても長続きしないのではないでしょうか。
 その前に、焦ったり急ぎすぎたりしていては、心の余裕が失われ、楽しんだり幸せを感じたりできなくなるのも問題だと思います。

 『人々は、「急げば急ぐほど、ますます時間を失う」
  という逆説に生きているのです』 エクナット・イーシュワラン

 特別な才能や力がない人は、「時間をかけてじっくり取り組もう」と覚悟して、地道な努力を続けることが何よりも大事なのではないでしょうか。(『継続は力なり』)

 また、努力のプロセスも大事なのでしょう。
 まずは、畑を耕し肥料をやるように、自身の自力・実力を養うことが大事でしょう。
 そして、恵みの種をまくこと。自分の畑(力)で実る(実現する)種(夢・目標)をまく(心に植えつける)ことが肝心でしょう。
 あとは、日々水をやり日光を当てるように、実になる努力を一つ一つ積み重ねていくことが大切なのだと思います。

 『まかぬ種子は生えぬと言うが、我等は不幸の種子をまかず、
  幸福の種子をまくように注意すべきである』 武者小路実篤

 いい努力を続けるためには、いい心の姿勢をキープするように心がけることと、努力の過程を楽しむことが重要だと思います。
 実際に過程を楽しめるようになれば、「時間をかける」ことは「楽しめる時間が長くなる」と考えることもできるでしょう。

 『成功の秘密は、あなたの仕事を休暇のように楽しむことです』 マーク・トウェイン

 「(収穫に結びつくプロセスの)いい努力を続ければきっと実る時が来る」、そう信じて一歩一歩前進していけたらいいのではないでしょうか。

 『忍耐と努力、この二つさえあればできないことはない』 メレジュコフスキー

 『天才とは、ただ、努力の継続をできる人のことをいう』 ハバード



   

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扉の法則』ジェームズ・スベンソン

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