読書日記

　　１５秒悩めば、それでオシマイ

　ＰＨＰ３月号の特集は『「もうイヤ！」と思ったときの、気持ちの切り替え方』。
　宇崎竜童さん（作曲家・ミュージシャン）は、
　「ああ、どうしよう」と悩む瞬間はある。
　しかし１５秒も悩んでいたら「ああ、めんとくせえ。もう止めた！」となる。
　１５秒で答えが見つからないのだから、一日中考えていても結果は同じだ。
　だったらそんなものは放っておいて、別のことを考えていたほうが楽しい。
　悩むのが１５秒というのは極端に短いと思いますが、ある程度考えたらそれ以上考えても同じということが多いのかもしれません。
　その“ある程度”の時間は、人によって違うでしょうし、もちろん問題によっても違うのだと思います。

　長時間考えすぎると、悪いこともあると思います。
　長く考えてもいい答えが見つらないと、悩ましくなり気もちも沈んでくるでしょう。そうすると考え方が否定的・悲観的になりやすくなります。
　そうなると選択が消極的になったり決断力が低下して、なおさらいい答えが出なくなりがちです。
　頭が混乱して誤った選択・決断をしてしまう危険性もあるでしょう。

　悩ましくなったら、まず問題対応の方針を決めることができるといいでしょう。
　この問題は「考えないようにしよう」もしくは「動いて解決を目指そう」もしくは「じっくりと考えて解決を目指そう」のいずれかに決められるといいでしょう。

　考えないようにする場合には、「こんなことを悩むよりも、○○をしよう」。
　動いて解決を目指す場合には、「とにかく、今できることをやってみよう」。
　じっくりと解決を目指す場合には、「紙に書いて考えよう」「休み休み考えよう」。
　こんなふうに考えられるといいでしょう。

　考えすぎないように気をつけて、考える時間と考えない時間をうまく分けることができるようになれたらいいのではないでしょうか。



　　　

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