読書日記

  「円」の感覚

 『壁をブチ破る最強の言葉』(桜井章一)より、
 ちょっと抽象的になりますが、私は「円」の感覚を大切にしています。
 いいことも悪いことも、全方位的に飲み込んで物事に対処できる感覚が、私のいい方では「円」の感覚であり、それこそが「強さ」の秘訣なのです。

 おカネにとらわれる、会社にとらわれる、出世欲にとらわれる、あるいは宗教にとらわれる、すべて「点」や「線」にすぎないのです。
 そういう既成概念にとらわれたり、しがみついたりしているうちは、決して「円」の感覚は見えてこないし、人間的にも「強く」なれないはずです。
 一つのことにとらわれていると、当たり前のことがわからなくなったり、物事の対処が偏ってしまったりするのでしょう。
 といっても、本人がそのことに気づけないのが“とらわれ”なのかもしれません。

 日頃から、とらわれない素直な心で物事を見、いいことも悪いことも受け入れた上で、現実的な望みをもって対処を考えられるといいのではないでしょうか。

現実は現実  ○○たらいいな  ではどうしたら?

 幸せはたくさんあり自分の幸せになる方法もたくさんあるはずです。
 一つの(大きな)幸せにとらわれていると、幸せになりにくく、不幸になりやすくなると思います。
 望みを失いかけた時には、「道は一つではない」ということを思い出せたら、と思います。

 幸せに生きていくためには強くなることも大事でしょう。
 何かにとらわれた固くてもろい強さではなく、“柳に風”流のしなやかな強さを身につけることができたらいいのではないでしょうか。



   

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