読書日記

  そんとく勝ち負けを捨てる

 『生きていてよかった』(相田みつを)より、
 男が仕事をする時には常に捨て身でなければだめである。
 捨て身とは何も欲しがらぬことである。
 そんとく勝ち負けという人間の〈物さし〉を捨てることである。
 一つの事に力を入れてやるためには、他の何かを捨てることが必要なのでしょう。
 大きな事を成し遂げるためには、それなりの犠牲を覚悟しなければならないのではないでしょうか。

  『一番大切なことのために、
   充分な時間とお金とエネルギーを使おう』 リチャード・ブロディ

 さらには、損得・勝ち負けのような結果重視の〈物さし〉は捨てて、いい仕事をするという内容重視・過程重視の〈物さし〉を採用したほうがいいのかもしれません。
 幸せになるためには、いい心の状態で仕事をするという心重視・過程重視の〈物さし〉を採用し、努力の過程を楽しむ・喜びや充実感などの仕事の幸せを感じることなどを重視したほうがいいのではないでしょうか。

 それに、これらの〈物さし〉・価値観が相反するものだとは思いません。
 いい心の状態でやることが、いい仕事(内容)につながり、いい結果につながることが多いと思います。(「結果」と「過程を愉しむ」は両立する

 人生においても、同じようなことが言えるのではないかと思います。
 損得・勝ち負けのような〈物さし〉を捨て、心重視の〈物さし〉を採用し、幸福を選ぶ(少なくとも、不幸を選ばない)ことができるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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