読書日記

  自己否定と自己肯定

 『生きていてよかった』(相田みつを)より、
 きびしい自己否定がなければ、人間はすぐ傲慢になります。
 一方、絶対の自己肯定がなければ卑屈になります。
 卑屈にも傲慢にもならないためには、自己否定、自己肯定、共に必要ですね。
 順境の時にも、傲慢にならず、素直に学ぶ心が大事なのでしょう。

  『一方は「これで十分だ」と考えるが、
   もう一方は「まだ足りないかもしれない」と考える。
   そうしたいわば紙一枚の差が、大きな成果の違いを生む』 松下幸之助

  『進歩とは反省の厳しさに正比例する』 本田宗一郎

 逆境の時にも、自分を責めたり卑屈になったりせずに、いい心の姿勢をキープして努力を続けることができるといいのでしょう。

  『何も咲かない寒い日は、下へ下へと根をのばせ。
   やがて大きな花が咲く』 高橋尚子さんの座右の銘

 自分に欠点や足りない所があっても、「××もあるけど、○○もある」のように、自分のいい所も考えられる(自己肯定できる)といいのではないでしょうか。
 また、あまり落ち込まないように、自分の心を支える言葉を身につけることができるといいでしょう。

 「(自分は)まだまだ未熟」という謙虚な自己否定と、「(でも)少しずつ成長している」という謙虚な自己肯定の、両方の自覚をもって、これからも少しずつ自分を育てていけたらいいのではないでしょうか。



   

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