読書日記

  六中観(3)

 『安岡正篤 一日一言』より、
意中人有り
 心中に尊敬する人、相ゆるす人物を持つ。
腹中書有り
 身心を養い、経綸に役立つ学問をする。

 現代人の一般的な欠陥は、あまりに雑書を読み、雑学になって、愛読書、座右の書、私淑する人などを持たない。
 尊敬する人、目標とする人、なりたい自分などのイメージを心の中にもち続けて、少しずつ近づいていけるように努力できるといいのでしょう。
 また、好きな人、心をゆるせる人、信じる人、頼れる人、心の支えになる人などが心の中にいるのは幸せなことなのでしょう。
 幸せにしたい人大切にしたい人がいて、人を愛する幸せを感じられたら、さらに幸せでしょう。

 常に本を持ち歩き、心を養う努力を続けることが大事なのでしょう。
 その際、学んだことを自分の生活・人生や、世のため人のために活かせるような実学・活学を心がけることが大切でしょう。

 自分が幸せになるためにも、愛する人を幸せにするためにも、人や社会の役に立つためにも、まずは自分を育てることが肝心なのだと思います。
 そのためには、人や本などから学び続けることが大事なのではないでしょうか。



   

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