読書日記

  活学のすすめ

 『安岡正篤 一日一言』より、
 学問というものは現実から遊離したものは駄目であって、どうしても自分の身につけて、足が地を離れぬように、その学問、その思想をもって自分の性格を知り、それを自分の環境に及ぼしてゆくという実践性がなければ活学ではない。

 いわゆる実学、活学をやらなければならない。
 いくら本を読んでも、学んだことを自分の生活や人生に役立てなければ、本当に学んだことにはならないのではないでしょうか。

 自分の生活の中で使える実践的な「実学」、自分の人生に活かせる「活学」を心がけたほうがいいのでしょう。
 そういう意味でも、自分の現実から離れた学問や修行は必要ない、と私は考えます。
 幸せになる方法を身につけるのも自分の生活の中で行うのがいい、と思っています。

 また、一人ひとりの現実は違いますから、学んだことをヒントに自分の生活で実践できる具体的な方法を考え、自分なりに工夫してしくことが大事なのだと思います。
 それが自分にとって実りのある「実学」、自分を活かせる「活学」にもなるのではないでしょうか。

  『書物から人生の知恵をくみつづけること、
   これが読書の大きな目的である』 ジョン・トッド



   

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