読書日記

  喜怒哀楽を学ぶ

 『安岡正篤 一日一言』より、
 よく人は学問とか修業とかいう事を間違って、喜怒哀楽をしなくなることだと誤解するが、決してそうではない。
 それでは学問・修業というものは非人間的なものになってしまう。
 学問を為す要は、いかに喜び、いかに怒り、いかに哀しみ、いかに楽しむかというところにある。
 勉学は何のためにするのでしょうか。
 仕事でよい業績を残すため、成功するため、人間関係を良くするため、自己の成長のため、・・・。
 人それぞれに目標があるのでしょうが、その先には「幸せになるため」という目的があるのではないでしょうか。

 だとしたら、良い感情を抑制してしまうのはよくないでしょう。
 また、どんなことがあってもまったく動揺しない(非人間的な)人が幸せだとも思えません。
 本当に幸せになれる人は、自分の感情を大切にできる(人間的な)人ではないでしょうか。

 人生にはいいこともあれば、悪いこともあります。
 いいことは素直に喜び、悪いことは軽く受け流せるようないい受けとめ方ができるようになれるといいでしょう。

いいことは 好!好! 悪いことは ハオハオ

 誰でも怒り妬ましさ悔しさ寂しさ不安罪悪感虚しさなどの悪感情を感じることはあるでしょう。
 いかに自分の悪感情と向き合い、対処できるようになれるかが大事なのだと思います。

 そして、いかに生活を楽しむことができるようになれるかが大事でしょう。

 幸せになるために、いろんなものから学んでいけたらいいのではないでしょうか。



   

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