読書日記

  集中力の基盤はエネルギー

 『決断力』(羽生善治)より、
 私は、集中力の基盤になるのは根気であり、その根気を支えるためには体力が必要だと思っている。

 体力は、別の言葉でいえばエネルギーである。エネルギーは生きる力だ。エネルギーが枯渇してしまうと、やる気はふくらまないし、持続しない。

 個人として、自分が大事にしていたり、何かに賭けていたり、究めたいと思っていたり……人生の中で目ざしているものがはっきりしている人は、いくつになってもエネルギーがある。
 集中力は持続させることが大事で、そのためにはエネルギーが要るでしょう。
 心のエネルギー(根気・気力)だけでなく、体のエネルギー(体力)も必要なのでしょう。

 心のエネルギーの源はいろいろあると思います。
 一つは、夢や目標のエネルギー。
 自分の夢や目標によって将来の幸せを予感できれば、エネルギーは自ずと湧いてくるでしょう。
 たとえば、目標達成の魅力を感じるように工夫すれば、やる気を出せるかもしれません。

 一つは、愛のエネルギー。
 愛する人のためを思えば、エネルギーが湧いてくるでしょう。
 相手を幸せにすることが自分の幸せと思えるようになれるといいでしょう。
 また、感謝の気もちをエネルギーにすることもできるでしょう。

 一つは、幸せのエネルギー。
 幸せを力にできるようになれるといいのではないでしょうか。

 集中力をより持続させるためには、気力・体力を鍛えることができたらいいのでしょう。
 基本的には、やり続けることで少しずつ強くしていくことだと思います。使わない力はおとろえるものです。
 また、苦難を恐れずに立ち向かい、いい経験を積み重ねていくことができたらいいのではないでしょうか。

 エネルギーは生きる力にもなるのでしょう。
 自分の大切なものや、チャレンジしたいことや、探究したいことなど、人生で目指しているものが明確にある人は、ずっと生きるエネルギーを保てるのでしょう。
 人生目標として、「自分を育てる」ことと「幸せになる」ことをもつことをおすすめしたいと思います。
 私は生涯、幸せへの道を探究していきたいと思っています。



   

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