読書日記
自分の幸せを定義しておく
『プロ論』(B-ing編集部[編])より、
秋元康さん(作詞家)は、
大事なのは、自分にとって何が幸せなのか、どうすればドキドキできるのかを、しっかり理解しておくことです。
本当に何が好きなのかを考えてみる。
誰かの意見に流されたり、お金に縛られて判断が間違っていないか自問自答してみる。
そうやって、自分の幸せをしっかり定義しておく。
それができていないと、常に何かを求め、何にでも手を出し、結局何も手に入らないことになりかねません。
「あなたにとっての幸せとは何ですか?」に、「わからない」と言う人は、今幸せではなく、将来幸せになることも難しいのではないでしょうか。
幸せになるために何をしたらいいのかわからないでしょうし、何もしなければ得られる幸せはあまりないでしょう。
幸せなもの(事・人・物)があったとしても、自分の幸せだと気づけなれば、その幸せを感じることはできないでしょう。
「自分の幸せは○○」と言える人で、その○○が今自分がもっていない幸せだとしたら、その人は今幸せでなく、自分は不幸だと思っているのかもしれません。
努力してその幸せを手に入れることができれば、(一時的に)幸せになれるでしょうが、その幸せは長くは続かないのではないかと思います。なぜなら、その人には自分がもっている幸せを感じる習慣がないからです。
「自分の幸せは○○」と、自分が今もっている幸せを言える人は、それなりに幸せでしょう。
幸せになるためには、自分の幸せを知ることが大事です。
自分の幸せがわからないという人は、自分にとって大切なものや好きなものを考え、そのものとの関わり方を工夫すれば幸せを感じられるかもしれません。
自分の幸せを知る方法は他にもいろいろあるでしょう。
「あなたにとっての幸せとは何ですか?」に、「私の幸せはたくさんある」と答えられるのは、相当に幸せな人でしょう。
幸せはたくさんあるのです。
世の中には自分には得られない幸せもありますが、自分が得られる幸せはたくさんあるはずです。
たくさんある幸せの中のいくつかを、日々の生活の中で感じられるようになれたらいいのではないでしょうか。