読書日記
楽しい努力
『幸福術 今日を生きるヒント』(ひろさちや)より、
努力には二種類あります。
一つは、歯を喰いしばってする努力です。
もう一つは、楽しい努力。
楽しい努力であれば、努力すべきです。
しかし、歯を喰いしばってする努力は、やめたほうがいいのです。
なぜなら、歯を喰いしばってする努力は、ほとんどの場合、思うがままにならないことを思うがままにしようとしているのです。
幸せになるためには、自分が幸せになれる目標をもって努力したほうがいいでしょう。
目標をもっているけれども、「努力するのがつらい」「今の生活をまったく楽しめない」という人もいると思います。
中には、「夢や目標をもつのはしんどい」と思って、はじめから目標をもてない人もいるのではないでしょうか。
目標をもって生きる際に、大事なのが「過程を楽しむ」ことだと思います。
結果だけを考えていると、過程はつらいだけの苦労になってしまいがちです。
目標をもって生きるのなら、つらいだけの苦労をするよりは、少しでも楽しめたほうがいいのではないでしょうか。
そのために、楽しむ工夫をすることが大事だと思います。
楽しんでやる苦労は、苦痛を癒すものだ
(シェークスピア)
また、頑張るのはいいことですが、頑張りすぎてつらいだけの努力になってしまったり、生活をまったく楽しめなくなってしまうのはよくないでしょう。
それでは、いい努力もできないでしょうし、努力を長く続けることもできないでしょう。結果として、つらいだけの無駄な努力になりやすいのではないでしょうか。
少し力を抜いて頑張ることができるといいのでしょう。
「(少しでも)楽しもう」という心の余裕がもてたら、なおいいでしょう。
「過程を楽しんでいてはいい結果が出ない」と(無意識にでも)思い込んでいる人も多いでしょう。
「結果」と「過程を楽しむ」は両立すると思います。
結果よりも過程を楽しむことを重視できるようになると、夢や目標にチャレンジしやすくなります。チャレンジすれば夢が叶う、目標を達成できる可能性はあります。
その前に、イキイキと生きられるのではないでしょうか。
結果ばかりを求め過ぎて過程を楽しめないよりも、楽しむことをいい結果に結びつけようと考えたほうがいいのではないでしょうか。
そういう工夫と努力を続けることが、過程も結果もよくすることにつながるのだと思います。