人間が誘惑されるのは、自分の内側に、欲望という不当な願望、しかも、不当であることを自分で認識している願望を宿しているからです。人間も含めて動物は欲望があるから、生きていけるし、個と種の存続ができるのでしょう。
もしも誘惑というものが存在しなければ、心は成長することも強くなることもできず、知恵も美徳も身につけることができないでしょう。
理性は、人間を身勝手な思いや感情から遠ざけ、正しい信念と思いやりの平穏な道に導いてくれます。理性を十分に働かせているとき、人間は決して道を誤りません。
次の日の日記 『原因と結果の法則3』 ホームページ |