読書日記

  行動誘発度

 『希望学』(玄田有史編著)より、
 女優になりたいと思っている人がいたとします。
 そのときなりたいと夢見るだけで何も行動を起こさない人と、オーディションに落ちても落ちても受け続ける人とで、希望の意味が違ってくる。落ちてもまた受けるという行動を誘発する希望の場合は、その過程で誰かと出会う可能性があるからです。

 だから、希望を考える上では、実現困難度、行動誘発度、そして他者性がポイントになると思います。
 夢や希望があっても、それを求めて行動しなければ、得られることはめったにないでしょう。
 行動すれば、希望が叶う可能性はあるのではないでしょうか。
 うまくいかなくても、行動し続ければ、それだけ可能性は高くなるのでしょう。
 逆に、得るための行動をしているから、「希望がある」と思えるということもあると思います。

 希望は、得るための行動に結びつく、行動誘発度が高いほうがいいのでしょう。
 行動誘発度は、実現困難度に反比例し、希望を叶えたいという思いの強さに比例するのだと思います。
 実現が困難だと思われる場合にはなかなか行動に結びつかず、実現が不可能だと思えば行動は起こせないのではないでしょうか。
 実現が困難だと思われても、希望を叶えたいという思いが強ければ行動に結びつくでしょう。

 行動を続けていれば、他の誰かと関わることが多いでしょう。
 人に影響を受ける、人の役に立つ、人に認められる、・・・このような人との出会いが夢や希望を叶える契機や力になることがあります。
 人の力を借りられたり、人と協力できたりすることもあるでしょう。
 また、人に触発されることで、自分の力が引き出されることも多いのではないでしょうか。
 自分の夢や希望に他者性が加わることで、実現可能性が高まることも多いでしょう。

 夢や希望に向かって努力を続ける力として、信念や意志の強さがよく挙げられます。
 私は、「意志」ではなく「望み」をはっきりさせ、「強さ」ではなく「回数」で勝負すればいいと考えます。つまり、「意志の強さ」ではなく「望みの回数」です。
 実際にどうしたらいいかというと、「○○たらいいな。ではどうしたら?」と何度も思うことをおすすめします。

 行動誘発度が高い希望がもてればいいのでしょうが、自ら行動できるように「自分を動かす」、そのためにまず「自分の心を動かす」(たとえば、やる気を出すなどの)工夫をすることが大事なのではないでしょうか。



   

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