読書日記
五感の鈍さ
『鈍感力』(渡辺淳一)より、
人間の五感など、様々な感覚器官において、鋭すぎることはマイナスです。
鋭い人より鈍い人のほうが器官を消耗することもなく、より暢んびりとおおらかに、長生きできるのです。
イヤな感じに過敏なのはよくないのでしょう。
また、大して問題ない余計なことにとらわれてしまうのもよくないでしょう。
一方、いい感じに気づけないのはもったいないのではないでしょうか。
いいことは
好!好! 悪いことは
ハオハオ
悪い感じがしても、軽く受け流すことができればいいのでしょう。
そのためには、小さいことにくよくよしない、イライラしないような幸せになる考え方ができるようになれたらいいのではないでしょうか。
自分にとって重大な問題の場合には、まず現実を受け入れ、自分がどうしたいかを考え、そのためにはどうしたらいいかを、落ちついて考えられるといいでしょう。
現実は現実
ハオハオ ○○たらいいな
ホープホープ ではどうしたら?
ハウハウ
味覚に関しては、口の中に入れる物(食べ物・飲み物)は自分で選ぶことができます。自分が好きな物・美味しいと思う物・食べたい物・飲みたい物を味わうことができればいいのでしょう。ただし、栄養なども考慮し、偏食はしないほうがいいでしょう。
触覚に関しても、イヤなものには触れないようにすればいいのでしょう。潔癖症のような人はイヤな思いをすることが多く、気分よく生活することは難しいのではないでしょうか。
反対に、手触りや肌触りを楽しめるものもあるでしょう。
嗅覚については、イヤな臭いがする場所には近づかないという手段はありますが、イヤな臭いを嗅いでしまうことはあるでしょう。でも、ニオイがいやだと思うのはその人の考え方の影響もあると思います。ニオイに限らず、好き嫌いは誰にでもありますが、嫌いは減らしたほうがいいと思います。
聴覚に関しては、居る場所によって勝手に音が耳に入ってきますが、興味のない音は聞こえないものも多いと思います。
イヤな音が聞こえても、気にしなければいいだけです。
逆に、耳をすませば聞こえてくる音はたくさんあります。そういう中から、自分の好きな音を見つけてみるのも楽しいのではないでしょうか。
視覚については、自分が見る方向と眼の焦点の合わせ方によって見えるものが変わります。
世の中には、いい感じがするものもあれば、イヤな感じがするものもあります。いい人もいれば、イヤな人もいます。人生にいいこともあれば、悪いこともあります。自分のまわりには、幸せもあれば、不幸もあります。
自分の心の向きと焦点を幸せに合わせることが習慣になるといいのではないでしょうか。
不幸を数えて暮らすより
幸せを数えて暮らそう
悪いことには鈍感に、いいことには敏感に反応できるようになれたらいいのではないでしょうか。
いいことに対する五感を磨くことは、幸せを感じる能力を高める方法の一つだと思います。
こころをすましてごらん