読書日記
睡眠力
『鈍感力』(渡辺淳一)より、
数ある鈍感力のなかでも、その中心となるのが、よく眠れることです。
これを「睡眠力」と名づけると、睡眠力はすべての健康と活動の源です。
睡眠力なくして、人間が健康であり、人を愛し、仕事に専念することはできません。
よく眠れること、これもまた、まぎれもなく才能なのです。
「睡眠」は、健康と幸せな生活のためにとても大事です。
いい睡眠は、幸せな毎日を送るための第一歩です。
よく眠り、よく活動できたらいちばんいいのでしょう。
「眠れない」と悩む人もいます。
一方、寝床に横になるとすぐに眠りにつける(鈍感力のある?)人もたくさんいます。
眠れない原因の一つは、心配事や悩み事などを考え過ぎてしまうからではないでしょうか。
そういう人は、「幸せな気分で眠りにつく」ように心がけることをおすすめしたいと思います。
もう一つ考えられる原因は、生活習慣でしょう。規則正しい生活を続ければ、夜決まった時間に眠くなるでしょう。
もしくは、起きている間の活動・運動が足りないのかもしれません。
もし夜以外に眠っているとしたら、夜「眠くならない」のは当たり前でしょう。
自分の生活習慣を見直し、改善することが、自然な眠りにつながるのではないでしょうか。
「眠れない」と悩むのはよくないでしょう。(ますます眠れなくなるでしょう)
「(一晩ぐらい)眠れなくてもいい」と考えたほうがいいと思います。
次の日に眠くなったら、眠気を覚ます工夫ややる気を出す工夫などをすればいいのです。
夜、本当に眠れなかったら、起き出して本を読んでもいいでしょう。本を読んで、楽しめたり学べたりすればいいでしょうし、眠くなったらそれもいいでしょう。
体を休める必要があると思う人は、寝たフリをしてみてはどうでしょうか。
また、「どうせ眠らないのなら幸せを感じる時間にしよう」と考えるのもいいのではないでしょうか。
本当に忙しい人は、短時間の睡眠で生活しています。そういう人の中には、昼間に時間の余裕があれば、どこでもすぐに眠れる鈍感力をもっている人がけっこういます。
「眠くなったら寝る。眠くなかったらやりたいことをやる」を実践できたら理想的でしょう。自分なりの生活リズムを維持できるのなら、必ずしも夜に長時間眠らなくてもいいのではないかと思います。
少なくとも「眠れない」ことを気にせず、(ある意味鈍感に)やりたいことをやれるようになれたらいいのではないでしょうか。やりたいことを一所懸命にやれば、夜になったら眠くなるでしょう。
「眠らなくてはいけない」という考えに鈍感になれたら、それだけで大して問題はないような気がします。だって、動物は自然に眠れるようにできているはずですから。