読書日記

  ベストを尽くしている自覚

 『スローライフでいこう ゆったり暮らす8つの方法』(エクナット・イーシュワラン)より、
 急ぐことに心配はつきものです。なぜなら、急いでいる人は明瞭に考え、きっぱりした決断を下す暇がないため、結果を心配せざるをえないからです。

 もしあなたが十分にスローダウンし、明確に考え、賢明に行動したなら、何も心配することはないのです。自分がベストをつくしている、という自覚が持てるはずですから。
 心の中に不安があるから、つい急いでしまう。
 急ぐことで、一つ一つの判断や行動がおろそかになり、自信がもてない。
 自信がもてないから、先のことが心配になり、不安な気もちになる。
 これでは悪循環です。

 いい結果を出すためには、“ベストをつくす”ことが何よりでしょう。
 急ぐことで不確かな努力をするのはベストをつくすことにならないでしょう。
 ましてや、先の心配ばかりをして、今やるべきことを怠っていては、いい結果は期待できないし、ますます不安が大きくなるのではないでしょうか。

 不安な気もちになった時には、「不安は注意信号」と考え、今できる対策を施すことができればいいのでしょう。
 今やるべきことがわかっているのなら、「ベストをつくそう」と考え、行動を始められればいいのでしょう。そのことに集中することで、不安を忘れられることもあるでしょう。

 集中していい努力ができれば、「自分はベストをつくしている」という自覚がもてるでしょう。
 その自覚が、心に安心や期待を生むのではないでしょうか。

 結果はやってみなければわかりません。悪い結果になることもあるでしょう。
 でも、ベストをつくしたという自覚があれば、悪い結果も(しかたがないと)受け入れやすいでしょう。

 幸せになるために今努力をしていても、「今は幸せ」と思えなければ、将来本当に幸せになれるか確信がもてずに、不安になるのではないでしょうか。
 幸せになるための努力をしつつ、「今は(それなりに/少しは)幸せ」と思えれば、「(このまま努力を続ければ)これからも少しずつ幸せになっていける」と思えるでしょう。
 「将来のため」にも、今を大切にできるようになることが大事だと思います。

 今を大切に、幸せになるためにいい努力をするためにも、ちゃんと考え・一所懸命に行動できるように、急いだ心をスローダウンすることが必要なのでしょう。
 また、いい努力を続けるためには、いい心の姿勢をキープすることが大事だと思います。



   

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