読書日記

  運動

 『「幸せ脳」は自分でつくる』(久恒辰博)より、

 ほどよく運動すると、脳の働きが高まることが知られています。これは、運動によって体の代謝が高まり、ホルモンの産生が促されるからです。
 運動することで脳の記憶力が向上するということは、衝撃的です。

 ほとんどの人が運動不足を感じている現代、人類が退化しないためにも、運動は非常に重要な役割を果たすことがわかるでしょう。
 運動することによって身体が活性化する。身体の一部である脳も活性化し、幸せを感じやすくなるのではないでしょうか。

 身体を動かすこと自体が、やり方によっては心地好いものだと思います。(好きなものを楽しむ)
 適度に運動することが、食事を美味しくし、快い睡眠にもつながります。
 いい運動を続ければ、体調もよくなるでしょう。体調がいいと気分よく過ごしやすいでしょう。

 なのに、運動不足の人が多いのはなぜでしょうか?
 「ラク」を求めすぎなのかもしれません。
 歩くのは「たいへん」「めんどくさい」などと、無条件に考えていないでしょうか。

 運動をしなければ、身体は衰えるでしょう。
 ますます運動が大変になるのではないでしょうか。

 一方、私たちの食生活はすごく豊かになっていると思います。
 それで、運動不足では結果は推測がつくでしょう。

 健康で幸せな生活を送りたいと思うのなら、生活の中に運動を組み込むことを考えたほうがいいのではないでしょうか。
 たとえば、通勤・通学・買い物などの際できるだけ歩く、階段を使う、一駅手前で降りて歩く、・・・。
 もっと運動不足の人は、生活の中にちゃんと時間をとって運動をしたほうがいいのかもしれません。
 たとえば、散歩、サイクリング、筋力トレーニング、何かスポーツなど。

 運動をしない理由として、「忙しい」「時間がない」という人もいると思いますが、自分の健康と幸せより大切なものが他にあるのでしょうか。あるとしても、両立できないのでしょうか。1日に30分、健康と幸せのために時間をつくることはできるのではないでしょうか。
 運動をしていない理由として、「意志が弱い」「続かない」という人もいるでしょうが、きついことを続けなければいけないと思い込んでいないでしょうか。自分にできることから、少しでも楽しむ工夫をしていくことが大事だと思います。

 現在の日本は、肉体的には「ラク」ができる社会だと思います。ラクばかりしているのは自分のためによくないのではないでしょうか。
 十分に活動した後の、安息は「幸せ」でもあります。
 自分の身体と心を元気にし、幸せに暮らすために、自分の生活と「運動」について考え直してみたほうがいいのかもしれません。



   

次の日の日記

「幸せ脳」は自分でつくる』久恒辰博

ホームページ