読書日記

  逃げ道を持っておこう

 PHP2月号の特別企画は『脳を知ればもっと上手く生きられる!〜ストレスを克服する法』。
 池谷裕二さん(東京大学大学院薬学系研究科・講師)は、

 私たちは「ストレス解消にテニスをする」「音楽を聴く」などといいます。実際にストレスを解消していることもあるとは思いますが、「自分にはいつでもストレスを解消できる逃げ道がある」「だから別にストレスを感じてもいいんだ」という思い込みが、間接的にストレスを軽滅させているのではないかと考えられます。
 重要なのはストレスを解消することではなく、その術を持つということです。
 ストレスは精神的なものが大きく影響すると思います。
 同じことでも、ストレスと思う人はストレスを感じ、ストレスと思わない人はただの(それなりの)疲労にしかならないのではないでしょうか。
 そのために、ストレスの個人差も大きいのでしょう。

 自分は「ストレスに弱い」と思う人はストレスに弱く、「ストレスに強い」と思う人はストレスに負けずに頑張れる(ただし、倒れる危険性がある)、「ストレスなんて感じない」という人はふつうに暮らしていけるのではないでしょうか。

 「(ストレスになることが)イヤだ、イヤだ」と思っているよりも、「自分にはいいストレス解消法がある」と思っていたほうが、ストレスの影響を受けずにすむのかもしれません。

 ちなみに、私のストレス対処法は「ストレス」という言葉を遣わないことです。

 幸せに暮らすように心がけることで、自然にストレスを軽くし、発散し、回復させることができるのがいちばんではないでしょうか。



   

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◇「ストレスを克服する法

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