しあわせ日記

9月17日(日) 精神主義にならない

 PHP10月号の特集は「頑張っている人の「こころの休日」 上手な休ませ方・励まし方」。
 國分康孝さん(東京成徳大学教授)は、悩みを軽くするコツとして、「変えられることは変えたほうがいい。精神主義にならぬこと」を挙げています。
 考えるばかりで動かないのはなぜか。
 それは、失愛恐怖があるからである。人に馬鹿にされては人生も終わりである。失敗して人から笑い者にされたら生きていけない、人に好かれることが第一義である。こんな人生哲学が人を臆病にし、口だけ達者で何のアクションも起こさない人間にしているのである。勇気あるところに悩みなし、である。
 悩みを深刻にしてしまうのは、考えるだけで動かないからかもしれません。
 動かなければ現状は変わらないでしょう。それでは今後に希望がもてず、心の中が暗くなってしまうでしょう。
 暗い気もちでは、否定的・悲観的な考えをしやすく、ますます落ち込んでしまうのではないでしょうか。
 何もしないまま時間が経過することで、さらに状況が悪くなってしまうこともあるでしょう。

 動いていれば、余計なことを考えなくてすむ、ということもあります。
 動いていれば、希望や期待ももてるのではないでしょうか。

 『努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る』 井上靖

 動いて解決を目指すことができるようになると、それだけ悩むことは減るでしょう。
 動いている時間が増えれば、悩む(考える)時間は減るでしょう。
 問題を(より短かい時間で)解決できることが増え、抱える問題を減らすことができるのではないでしょうか。

 動けないのは、失敗が怖いからかもしれません。
 動けばうまくいくかもしれないのです。動かなければ今のままです。
 一つの失敗がすべてではありません。まだ次の手段があるのではないでしょうか。
 一時の失敗は、人生の中のいい経験にすることができるのではないでしょうか。

 動くために必要なのは「勇気」なのかもしれません。

 変えられないこと(変えなくても大して問題ないこと)は考えない、変えられそうなことは変えるように動く、重大なことはじっくりと考える
 悩みを抱えた場合には、問題への対応の方針を決めることができるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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