しあわせ日記

6月19日(月) 日本人の品格・道徳観

 「日本人の品格・道徳観」に関する調査結果(gooリサーチ)より、
 日本人が元々持っている品格・道徳観のうち、失いつつあるものは、
「礼儀正しさ」54.1%、「謙虚さ」47.5%、「思いやりの気持ち」、45.3%、「恥ずかしいことをしないという考え」45.1%、「忍耐」40.5%
 確かにそんな気がするものばかりです。
 無礼な人、自己中心的な人、思いやりに欠ける人、恥知らずな人、我慢できない人、・・・このような人が目立つような。

 なぜなのでしょうか?
 自分の欲というエゴを押さえられない他人の気持ちを思いやることができない、プライドや自尊心がない、我慢できない、・・・要は、わがままで未熟な人が増えているということでしょうか。

 そういう人が多い社会は幸せに暮らしにくいのではないでしょうか。
 逆に、心の中が不幸な人が品性を失い、そういう人が増えているのかもしれません。
 日本人が残しておくべき品格・道徳観は、
「礼儀正しさ」66.1%、「思いやりの気持ち」66.0%、「謙虚さ」53.5%、「情緒を重んじる」49.7%
 堅苦しく道徳的なことが決していいとは思いませんが、それなりの品性を備えた人が多い社会のほうが、みんな心地好く生活できるのではないでしょうか。

 『衣食足りて礼節を知る』(生活に余裕ができてはじめて人間は礼儀をわきまえるようになる)という言葉がありますが、心を兼ね備えた礼儀をわきまえる、少なくとも無礼な振舞いはしないほうがいいでしょう。
 思いやりの心をもって人と接する、少なくとも思いやりに欠ける言動は慎んだほうがいいのでしょう。
 自尊心は大切だと思いますが、時と場合によっては自己中心的にならないように、謙虚な心も大切でしょう。
 人の心も、自分の心も、「情緒」(折にふれて起るさまざまの感情)を重んじることは、不幸を回避するためにも、幸福感を得るためにも大切ではないかと思います。

 社会の流れを変えることは極めて困難でしょうが、少なくとも「まず自分から」「自分だけは」、日本人として誇れる品性を少しでも保ち、養っていくことが大事なのではないでしょうか。



   

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