しあわせ日記

10月31日(月) 幸福になりなさい

 『幸福への挑戦 サイコ・サイバネティクス』(マクスウェル・マルツ)より
 幸福に対する一般的な考えにおいて、どうも私たちは、馬の前に車をつけるようなことをしてきたように見える。
「立派になりなさい。そうすれば、幸福になれる」と私たちは言う。また私たちは、自分に次のように言い聞かせる。
「成功をおさめ、健康であるなら、私は幸福になれるのだが」「他人に親切に、やさしくしてあげなさい。そうすれば、幸福になれます」
 ところで、もし私たちが次のように言うなら、真実に近づくことができるのではなかろうか。
「幸福になりなさい――そうすれば、あなたは、立派になれるし、成功できるし、健康にもなれる。そして他人に対しても、もっとやさしく感じ、やさしくふるまうことができるようになる」
 「○○すれば、幸福になれる」ではなく、「幸福になりなさい。そうすれば、○○になる」というのは素晴らしい考え方だと思います。

 「そんなことできない」と思う人もいるでしょうが、「(たいていの人は)できる」と私は思います。
 「すごく幸せ」になるのはすぐにはできないでしょうが、「ある程度/それなりに幸せ」にはなれるでしょう。

 まずは「今は幸せ」と思えるようになることに大きな価値があるのだと思います。

 「幸福感は心身のすぐれた薬」であり、幸せを感じて生活できるようになれば、今よりも健康になれるでしょう。また、様々な病気の予防にもつながるのではないでしょうか。
 夢や目標をもっている人は、その過程を愉しむことで幸せに過ごせるようになれれば、いい努力を続けられるようになり、成功する可能性も高くなるでしょう。
 自分が今不幸な人は、人にやさしくすることは難しいかもしれません。自分が心から幸せになれれば、自ずと人にもやさしくなれるのではないでしょうか。
 幸せになれた人は、「立派になんてならなくてもいい」と思えるようになると思います。それが返って、人からの評価を高めることになるような気がします。

 「今は幸せ。でももう少し幸せになれたらいいな。ではどうしたら?」という感じで、今の幸せを力に、さらなる幸せに向けてちょっと心の力を抜いて努力できるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

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