幸せになる方法」出版顛末記

 (1) 出版まで
 (2) 出版後
 (3) 友達からの反響
 (4) ダイレクトメール
 (5) 出版社と書店
 (6) その後&出版してみて
 (7) 品切れ
 (8) 本あります
 (9) 絶版




















「幸せになる方法」出版顛末記(1)出版まで

 『幸せになる方法』は、95年7月30日に出版されました。本を書く動機や出版を思いたった経緯については、「私の幸せになる方法」に書いてあるとおりです。
 出版社は近代文芸社です。「本にする原稿をさがしています」という新聞広告を見て、日本図書刊行会に原稿を送ったのは94年9月はじめです。約2週間後に「Bタイプで出版できます」との通知がありました。Bタイプとは自費出版と通常の出版の中間ということです。自費出版と違って全国の書店から注文して購入することができる。ただし、本の制作と初版の費用は著者が負担する。再版となり増刷され売れた分については通常の著者印税(定価の10%)が支払われる。このようなことが大まかな条件です。
 私は、できることならAタイプ(通常の出版形式)にできないかと、全体の構成を変更し序章と7章を追加して、94年12月中旬に再度の審査を依頼しました。約1カ月後に、担当の編集者から電話をいただきました。「やはり、Bタイプです。Aタイプにできないかと社長にまで見せたため、時間がかかってしまった」とのことでした。そこで、Bタイプでもいいから出版しようと決心し、2月のはじめに契約し7月末の出版となりました。



「幸せになる方法」出版顛末記(2)出版後

 私のところに出版社から本が届いたのは95年8月2日でした。はじめて本を手にしたときには感動しました。自分の書いたものがこんなに立派な本になったのだと思うと(ハードカバーのせい?)信じられない気がしました。本の出来には満足しています。
 8月4日・5日は勉強会の仲間とその家族の総勢18人(大人9人・子ども9人)で奥多摩へキャンプに行きました。バーベキュー・花火が終わり、奥様方とお子さんたちがテントに入ってから、仲間だけの酒盛りになりました。カンテラの薄明りの中での語らいは雰囲気があり楽しいものでした。そこでおもむろに『幸せになる方法』を取り出し、仲間に手渡しました。みんな喜んでくれました。
 キャンプから帰ると、この本がどこの本屋さんにも置いてないことを寂しく思いました。何とかできないかと思い、本屋さんに『幸せになる方法』の本を贈ることにしました。ただし、著者が本を書店に持ち込むことは出版社との契約で禁止されています。そこで、ワープロ印刷を自分で製本したものを書店に送り、『幸せになる方法』をお店に置いてもらえるようにお願いしました。日本全国の100の書店に郵送しました。
 うれしい便りがいくつか届きました。
 最初に届き、もっともうれしかったのは、紀伊国屋書店さんからのご返事でした。紀伊国屋書店本店・和書仕入部・部長のO様から、『幸せになる方法』のご感想とともに20冊仕入れていただけるとのお知らせをいただきました。あの紀伊国屋書店さんからです。あまりのうれしさに(夕方だったので)ひとりで缶ビールで乾杯をし、友達に電話をしてしまいました。
 次に届いたのは、大阪の旭屋書店本店のI様からのご返事でした。仕入れてくださるというお知らせとともに、貴重なアドバイスをいくつかいただきました。
 長いお手紙をいただいたのは、有隣堂書店本店・販売促進室のK様からでした。本の売れる要素として、@宣伝・広告Aパブリシティの活用B店への販促が必要である。有隣堂書店での品揃えの方法等をご説明いただきました。そのうえで、丁重にお断わりいただきました。このようなお手紙をいただけただけで、とても有難いことだと感謝しています。
 これらの手紙がどれほど励みになったかわかりません。幸せなことです。
 また、新聞・雑誌等で紹介してもらえるように、新聞社と出版社に本を贈りました。収穫なしだったようです。95年9月24日の読売新聞朝刊と、10月6日発売の「ダ・ヴィンチ11月号」に広告を出しました。



「幸せになる方法」出版顛末記(3)友達からの反響

 『幸せになる方法』の出版を友達に知らせたところ多くの反響がありました。直接会う人には名刺(裏側に本の紹介を印刷)を渡し、それ以外の人には出版の報告と案内のハガキを出しました。わざわざ書店で注文をして買っていただいた方々には本当に感謝しています。また、私から直接ご購入していただいた方もいらっしゃいます。この場をかりて深くお礼申しあげます。わざわざ買ってくださるという気持ちがいちばんうれしいのです。
 いろいろなお言葉をいただきました。「タイトルがいい」、「ペンネームがいい」、 「装丁(イラスト等)がいい」、「見出しの字体がいい」など、どれもうれしいお言葉です。反面、本の内容と従来の私のイメージとの間に違和感を持った人も多かったようです。「書く内容が違うんじゃないの」、「コンピュータ関係の本じゃないの」など。
 意外に多かったのが読んでいるときの感じについてでした。「心地よい」、「元気になれる」、「共鳴できる」など。なかには、「普段は無口なのに文章はおしゃべりで、二枚舌?」という手紙もありました。
 しかし、おほめの言葉に浮かれてばかりいるわけにはいきません。直接悪口を言う人はいませんが、なんとなく感じることはたくさんありました。
 いちばん大きいのは、「幸せ」という言葉に対する抵抗感だと思います。『幸せになる方法』では当然のことながら、「幸せ」という言葉が頻繁に出てきます。それに対して 「恥ずかしい」、「現実感がない」、「重苦しい」、「あさましい」などの感情を持つ人がいるように思います。私には「幸せ」という言葉はごく身近でふつうのものになってしまっているので、その辺の感じがわからなくなっているようです。本の内容が「宗教的だ」と言った人もいました。かといって「素直になれば」と私が言うのはゴーマンな気がします。ようするには慣れの問題ではないかと思います。慣れてしまえば「幸せ」という言葉は身近になるのではないかと思います。
 いただいたお手紙の中で、最初は「幸せ」という言葉に抵抗があったが、『幸せになる方法』を何度か読むと素直に「幸せ」という言葉が受け入れることができるようになった、という人がいます。そして、何人かの方が、繰り返し読むと、その時々でいろいろな感じと気づきがあると言っています。実は、一番多く読み返しているのは、この私です。私は自分が書いたのに読む度に新しいことに気づきます。その時々の自分によって受け取ることが違うのです。最近は、この本は自分のために書かれた本であると確信しています。皆様にも、機会がありましたら読み返してみることをお勧めいたします。



「幸せになる方法」出版顛末記(4)ダイレクトメール

 私は、本の存在をより多くの人に知ってもらわなければ話にならないと思い、本の紹介のダイレクトメールを日本全国に出しました。本やタウンページ(電話帳)で、精神科のお医者さん、心理療法家、教育家、牧師さん、本の著者などの住所を調べ、目次を郵送しました。
 多くのご返事をいただきました。私に直接本の購入を申し込む方、本を紹介してくださる方、ご著作を送ってくださる方、催しのご予定を送ってくださる方など。何人かを紹介させていただきます。
 丘村欽也様 (金沢) お医者さん。
   私と同じく近代文芸社より『1999年”The Lastday”』を
  出版。「ヨハネの黙示録」の新解釈の本です。
   私も過去に「ノストラダムスの大予言」、「ムー大陸の謎」、
  「アトランティス大陸の謎」、「日月神示」や聖書に関する本な
  ども読んでいるので興味深く読みました。自分が生きているとき
  ではないと思いますが、人類滅亡の日はあると思っています。
   丘村様には、『幸せになる方法』のご感想とともに、新しい著
  作の小冊子を送っていただきました。

 本多信一様 無料相談業、作家、中小企業診断士。
   私が読んだご著書は『心の疲れがほぐれる本』、
  『心が疲れたら「ありのままの自分」で生きなさい』、
  『「悩める心」に光を灯す本』(共に、大和出版)。
  その他著書多数。
   同姓ということでわざわざご返事をいただきました。
  私の目標となる人です。

 森津純子様 ホスピス医。
   私がよく視た土曜午前TBSテレビ「生きる」で紹介された
  若いお医者さんです。ご著書『「いのちの奇跡」をみつめて』
 (大和出版)・『ブッタとシッタカブッタ』(小泉吉宏著・
  メディアファクトリ)をご紹介いただきました。

 小川隆司様 (奈良)トトロ学園園長。商社経営。
   不登校などの青年の自立支援を目的に「トトロ学園」を設立。
   お礼の手紙とともにトトロ学園のご紹介を送っていただきました。
  また、大和高田市の図書館に『幸せになる方法』の購入を依頼して
  いただきました。遠い大和高田市の方々が『幸せになる方法』を読
  んでくださると思うと何とも言えない喜びです。

 渡辺康麿様 玉川大学教授、自己形成史分析学会会長、カウンセラー。
   私が94年の1年間カルチャーセンターで学んだ
  「セルフカウンセリング」の創案者。
   ご著書『セルフ・カウンセリング』(ミネルヴァ書房)、他多数。
   セルフカウンセリングの勉強は『幸せになる方法』の中の随所に
  活かされています。
   また講座で知り合った友達とは現在でも2・3ヶ月毎に会って
  いろいろな深い話をしています。

 堀江妙心様 (名古屋)人生相談。
   仏教のもとに多くの方の相談を受けていられます。
   ご著書『素晴らしき心の喜び』(双葉社)。
   多くの共感を持ちました。また、とても勉強になりました。

 釘宮義人様 キリストの福音大分教会・牧師。
  「キリストの福音」(週報)を多数送っていただきました。

 小島一裕様 (兵庫)Global Human Bridge センター代表。
           フリースクール「地球学校」主宰。
   GHBセンターおよび地球学校の紹介と冊子「うーたんつーしん」を
  送っていただきました。GHBセンターは、人が育つために必要不可欠
  な”出会い”のために必要な情報を必要な人に伝える空間として設立。
  各種情報提供(フリースクール、学校問題等)、イベントの主催、ビデ
  オや冊子の販売等。フリースクール「地球学校」は、既存の学校とは違
  うもうひとつの教育のかたちを実践する学校です。

 ここに書かせていただいた方々以外にも、多くの方々からお便りをいただきました。とても幸せに思っています。



「幸せになる方法」出版顛末記(5)出版社と書店

 今回の出版で痛感したのは、本を書店に置いてもらうことの難しさです。現在日本では年間約5万冊・1日平均140冊もの本が新刊されています。それらのうちで書店に置かれるのはごくわずかです。(書店の柵はごく限られています)
 本の流通は原則としてトーハンやニッパン等の取次会社を介して行われます。出版社は書籍の販売を取次に依頼します。それを取次が各書店への配本を決定し届けます。(委託販売)また、書店は客から注文された本や在庫のなくなった本を取次に注文します。取次は注文を出版社に出し、本を取り寄せて書店に届けます。(注文販売)
 実は、近代文芸社でのBタイプの出版では基本的に委託販売は行わず、注文販売のみです。そのために、新聞や雑誌への広告が必要なのです。ですから、『幸せになる方法』が書店にないのが当り前なのです。通常の書店では取次から配本されたものをそのまま店に並べるだけなのが現状です。大きな書店では新聞や雑誌等に取り上げられて話題となる本を注文することはあります。
 また、大きな出版社では営業の人が書店をまわり、自社の本を置いてもらえるように努力しています。最近は書店でのそういう光景をよく目に留めます。出版社の人が店の人に交渉をしている場面、自社の本の在庫を調べて追加注文のリストを作成し店員の承認を得る姿、サービスで本の整頓や手伝いをする営業の人など。限られた柵を少しでも確保しようと一所懸命に努力しているのです。
 だいたいの書店では書籍の分類の柵毎に担当者が決っているようです。売れなくなった本を返本し、どの本を並べるかを決定しています。だから、気をつけてみると書店によって品揃えに個性があります。ところで、『幸せになる方法』で困ったことは、どの分類に入るかがはっきりしていないことです。文学、随筆、哲学、心理学、宗教、自己啓発、ビジネス等どれにもピッタリはしません。
 紀伊国屋書店様では、新宿店では文学や女性書・随筆の柵に置いていただきました。相模原店では随筆コーナーです。主に女性向きの本の並びです。これは、実際の購買者または本の装丁の雰囲気(イラストの影響)または文章のイメージかよくはわかりせんが、ご苦心されたことと思います。でもいい選択のように思います。(本当はいろいろな場所に置いてほしい←贅沢・生意気・分不相応)
 以前と違った目で出版社や書店の方々の姿を見ることにより、その大変さと様々な事情を知ることができました。



「幸せになる方法」出版顛末記(6)その後&出版してみて

 今年になって近隣地域十数店の書店に目次の見本を郵送し、「幸せになる方法」をお店に置いていただけるようにお願いしました。成果はあまり期待していませんでした。しかし、1月下旬に朗報がありました。福家書店町田店の店長様よりお電話をいただきました。事務所から歩いて10分足らずなので、さっそく伺わせていただき、2月から「幸せになる方法」を置いていただけるようになりました。10月現在までずっと平積みで置いていただいています。とても感謝しています。
 本を出版することは私の夢の1つでした。実際に出版までの過程から出版後まで様々な幸せを感じることができました。自分の書いたものが本になり、それを読んでくださる方がいるということはとても幸せなことです。読んでくれた人が少しでも幸せになることを、想像すると喜びを感じます。
 しかし実際問題として、『幸せになる方法』は売れていません。著者の知名度ゼロ、広告が足りない、マスコミ等の話題にならない、当然のことながら書店にないということは致命的です。悔しい思いがないわけではありません。この思いはこれからのバネにしようと思っています。(あらためて紀伊国屋書店様と福家書店様に感謝です)
 ただし、それなりの感触を得ることはできました。幸せになる方法の基本的な考え方はいい線いっている。まだまだ未熟とはいえ、それほどひどい文章ではない。これからの努力しだいでものになる可能性はある。このように勝手に思っています。
 幸せのホームページを開いたことによって、「幸せになる方法」が新たな1歩を踏み出しました。今後どのような展開になっていくか、私自身が期待をしています。
 何よりも本を出版する喜びは大きいものです。5年先か10年先かわかりませんが、新たな「幸せになる方法」を出版するつもりです。


☆「幸せになる方法」のご購入方法について



「幸せになる方法」出版顛末記(7)品切れ

 96年12月、「幸せになる方法」を出版してから1年4ヶ月が過ぎました。
 町田の福家書店様では、2月からずっと平積みで置いていただいています。つい先日書店の方から、「幸せになる方法」が品切れで増刷の予定も不明だとのこと。さっそく出版社の編集担当者に手紙で問い合わせしました。まだ返事はきていません。

 誠に申し訳ありません。現在、書店で注文しても入手できません。ただし、私のところにはまだ在庫があります。もし「幸せになる方法」を購入ご希望の方は、メールにて私まで直接注文してください。郵送料は私がもちます。定価1,500円です。ご希望なら著者のサイン入りです。(今のところ価値はなし?)
 これって、インターネットビジネス??



「幸せになる方法」出版顛末記(8)本あります

 次の文章は、「幸せになる方法」を出版した翌96年正月に、年賀状がわりに友人たちへ郵送した「トキオ通信」の一部分です。
 今回の出版社との契約では、初版は1000冊刷られています。500冊は著者に送られ、残りの500冊を出版社が販売します。
 ですから95年8月2日に届いたのは500冊・ダンボール7箱でした。実際に見るとすごい量です。私はこの500冊をどう使うかいろいろと考えています。
 95年中には約100冊を使いました。一部はお世話になった方に贈呈しました。一部は新聞社や出版社の雑誌編集部に送りました。あとの大半は福祉やボランティアの団体に寄贈しました。少しでも人の役に立てればと考えたからです。お礼の手紙なども届きました。
 実は、友人やDM送付者に直接買っていただいた分に関しては、私が書店より購入して補充しています。それは、自分の500冊は売らないで素敵な使い方をしたいからです。何かいいアイデアがありましたら教えていただけると幸いです。
 今考えていることは次のようなことです。1つは名刺代わりに使うことです。また、お世話になった方やいい出会いをした方に贈りたいと考えています。多くのいい出会いができればと願っています。いずれ図書館への寄贈も考えています。
 この500冊をどう使うかも出版後の楽しみの1つです。
 前回の顛末記で書いたとおり、出版社で販売する500冊は昨年中に売り切れました。増刷等の今後のことについては出版社の判断を待っている状況です。近々結論が出ると思います。
 とにかく現在は「幸せになる方法」を書店から注文して購入することはできません。このホームページをご覧いただき、「幸せになる方法」の本を手元に置いて読みたいという方がいらっしゃりましたら、私までメールでご連絡ください。ご住所と宛名をお知らせいただければ早急に郵送いたします。代金は1,500円です。送料は当方で負担いたします。支払い方法は、銀行振込みまたは切手代用(1,500円分の切手を郵送)にてお願いいたします。振込み口座番号は本といっしょに同封いたします。本に私のサインをして欲しいという物好きな人は、その旨をお書きください。
 本はまだ私の元にたくさんあります。万が一なくなるようなことがありましたら、喜んでこのページに告知します。

 よろしかったら、モニタを見るより目も疲れず、コンピュータの電源投入もインターネットへの接続もいらず、手軽に開くことのできる「幸せになる方法」をお読みください。多くの方にお読みいただけることは私の夢の1つです。よろしくお願いいたします。



「幸せになる方法」出版顛末記(9)絶版

「幸せになる方法」(本多時生/近代文芸社)は絶版となりました。絶版とはもう刷らない、売らないということです。これは私と編集者の間の話合いで、最終的に私から申し入れた結果です。私は出版社や編集者の判断が間違っているとは思っていません。もちろん怒ってもいません。もともとそういう契約だったのです。
 通常だと、絶版となった本はそれで終わりです。しかし、終わりでない場合もあります。違う出版社から再び単行本として、あるいは文庫本として出版されることもあります。絶版となったことで、そういう可能性を探すことができます。

 私は「幸せになる方法」はある程度売れる可能性があると考えています。その根拠としては、私が直接交渉して本を置いていただいた3つの書店での売れ方を見ているからです。本の内容も時がたっても価値が下がるものだとは思っていません。
 では、今回の出版ではなぜ売れなかったのでしょうか?それは書店に並ばなかったからです。出版社としては契約通りに注文販売しかしていません。1年半前の「読売新聞・朝刊」1回、「ダヴィンチ」誌1回の小さな広告だけでは、書店でわざわざ注文してまで買う人はそれほどいませんでした。でも500冊は売り切れました。この顛末記に書いてきた私の努力と、最後はこのホームページ内の広告がものを言ったようです。

 もう1つ「幸せになる方法」が売れる可能性は、このホームページがブレイクすることです。幸いにしてホームページのアクセス数は依然として右肩上がりです。常連の方が少しずつでも増えているのを実感しています。現在のところこのホームページにたどり着く方は、検索やディレクトリや限られたホームページのリンクなどによるネットサーフィンの結果です。まだ、このホームページの存在すら知らない人がほとんどです。何かのきっかけでブレイクしないとも限りません。そうなれば、本も売れる可能性はあります。話題になれば多くの人が読者となる可能性のある内容です。
「ミリオンセラーだって夢じゃない」と思っています。でもそれは私の夢です。「そうなったらいいな」と、可能性を信じられる限り、努力を続けていこうと思っています。

 とりあえず、いくつかの出版社をあたってみます。今は、CD−ROM出版やオンライン出版などの方法もあります。またもし、私がいつか新しい本を書き、それが売れれば、「幸せになる方法」が売れる可能性もあります。少なくとも私は次の「幸せになる方法」を書いて出版しようと思っています。何年先になるかわかりませんが。私があきらめない限り、この顛末記も終結しません。あるいは、私が死ぬまで。

 絶版は、私にとって、不幸な結果ではありません。夢の途中の1つの通過点であり、私は、夢を持って生きる「今の幸せ」を十分に味わっています。こんな経験そうはできないと思っています。そして、いつかは・・・
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