第5講 人間関係で悩まないために
第4週 人間関係以外の生活を大切にする
その人にとっての人間関係の問題の大きさは、本人がどのように考え、どのように感じているかによります。
その関係を自分が悪く考えれば、それだけイヤな思いをすることが多いでしょう。悪い関係について考える時間が長ければ、それだけ悪い気分で過ごす時間が増えるでしょう。
人間関係でイヤな事があっても、後々にその事を考えなければ、問題にはならないのです。
同じ事があっても、人によって考え方が違い、苦しみ方もけっこう違うはずです。
そこで、人間関係で苦しまないために、まず実践したいのは、「いっしょにいない時には、イヤな人のことは考えない」ことです。
いっしょにいない時に、イヤな相手のことを、つい思い出してしまっても、それに気づいて、その人のことを考えるのをストップできればいいのです。
「悪い気分に流されない」「余計なことは考えない」 のような心がけも大事でしょう。
生活は人間関係だけではありません。一つの人間関係が悪いために、生活全体に悪影響を与えないようにすることが大切です。
この講座の第1講「幸せを感じられるようになるために」や第2講「気分よく生活する」ことを心がけることが、人間関係で苦しまないために役立つのです。
悩みや問題がある時ほど、幸せを感じられる時間を過ごすことが大切です。
悩み苦しむことが続くと、心が疲れたり痛んだりしてしまいます。幸せを感じることで、心や神経を休ませたり癒したりできるのです。
「悩みや問題を抱えていても、それなりに幸せに暮らせるようになる」ことが大切だと思います。
人間関係で悩み苦しまないためのいちばんの方法は、相手のことをできるだけ考えないように心がけることではないかと思うのです。
それは、試してみれば実感できるのではないかと思います。