第1講 幸せを感じられるようになるために
第3週 幸福感を持続し、高めるために
一つのことで感じる幸福感は長くは続きません。また、一つの小さな幸せだけで充分な幸福感を感じることは難しいでしょう。
そこで、幸福感を持続し、高めるための方法が、「幸せを数える」と「いろんな幸せをつなぐ」です。
これらがうまくできるようになると、幸福感(少なくとも、幸せな気分)を続けられるようになり、小さな幸せだけでも(たくさんつなぐことで)充分な幸福感を感じられるでしょう。
幸福感を充分に感じられるようになる、もう一つの方法は、「幸せを充分に味わおう」とすることです。
幸せを感じた時には、「幸せだなぁ」と心の中で言って、幸せな感じを味わうことに集中してみてください。
幸せを感じる感覚を磨く練習だと思ってください。
反対に、幸福感をディスカウント(値引き)する、不幸になる考え方が「疑う」ことです。
「これが本当に幸せなのだろうか?」「こんな幸せに価値があるのだろうか?」というような疑問をもつと、それだけ幸福感を感じられなくなります。
自分が実際に感じている幸福感を信じたほうが幸せなのです。今自分が幸せを感じているという事実は確かなのです。
「疑う」ことは、“幸せへの道”の第一の壁だと思います。
と、またちょっと幸せオタクっぽくなってしまったようです。
練習だと思ってやってみてください。練習のやり始めは、うまくできないことも多いし、疲れもします。
でも、練習を続ければだんだんできるようになるし、慣れればラクに幸せを感じられるようになれるものです。
もう少し続けていただけたら、と思います。