自分探しを活かす
自分探しをすることはいいことです。でも、自分探しが活かされて、自分が少しでも幸せになれることが肝心です。
(1)自分探しの目的を忘れない
自分探しの様々な方法はあくまでも手段です。自分の目的を忘れないようにしてください。
自分探しのために、疲れたり、イヤな気分になったり、不幸になったりしないようにしよう。自分探しのしすぎには注意しましょう。自分探しを楽しみましょう。幸せに暮らすことも忘れないでください。
(2)自分探しは出会い
自分探しは新たな自分との出会いです。出会いを求めて、自分の知らない外側の世界または内側の世界に、一歩足を進めてみてはどうでしょうか。具体的に何かを始めてみましょう。
出会いを見逃さないように、いつも心のアンテナをはり、自分の心に少しでも響くものがあったら、それをよく見て確かめてみよう。
出会いにはタイミングがあります。自分の心の状態によって、同じものでも何かを感じられる時と感じられない時があります。いいものには繰り返し触れてみるのがいいと思います。
出会いを感じた時には、一時的に感動や気づきがあります。でもそれはほうっておけば、いつかは醒めてしまいます。後々まで出会いを大切にし、自分の人生に活かせるように心がけましょう。
(3)自分探しは自分(の人生)を変えるきっかけ
自分探しによって自分を変えられるかどうかは、出会いそのものよりも、その出会いをいかに大切にするかにかかっています。
自分探しの結果に期待しずきてはいけません。きっかけにすぎないのです。
「本当の自分」という過期待に注意してください。今の自分も本当の自分です。「そのままでもいいよ」「新たな自分に出会えたらいいな」
「自分の可能性」を見つけましょう。自分が幸せを感じられる可能性のあるもの。
「自分らしさ」は、自分の幸福感に従って、自分の心で決めることによって、発揮されるもの。また、「なりたい自分」になれるようにしていくことも大切なのではないでしょうか。
自分を変えるには、自分の感じ方・考え方・言動の1つ1つを少しずつ変えていくのがいい。自分を変えるためには、現実生活の中の自分を変えなければなりません。抽象的な考えや、現実的でないことや、今の自分にはできないことなど、自分の現実生活に活かせないものは、役に立ちません。
小さな出会いや気づきを大切にしよう。今の自分を少しでも幸せな方向に変えるきっかけになることが、実は大きいのです。小さな出会い・気づきのほとんどは現実的です。すぐに活かすことができます。
(4)自分探しは幸せ探し
「自分探し」と言うと、何かあてのない旅、のような感じがしてしまうのは、私だけでしょうか。
私はこの1ヶ月間、自分探しの方法を探しながら、自分なりに自分探しをしてみました。自分探しの危険性も感じました。
私は「自分探し」を「幸せ探し」に置き換えて考えることにします。
幸せ探しの方法は、私なりに役に立つと思えるものがたくさんあります。
「自分探し」は幸せになるための手段の1つですが、「幸せ探し」は幸せになるための手段でありかつ目的です。その成果が私たちが求めているものです。