今週の生きるヒント 「将来が心配、不安になる」

 「将来のことがすごく心配になってしまう」という人がいます。
 中には、「不安でしかたがない」という人もいます。
 「将来が心配、不安になる」という悩みについて考えてみようと思います。

1.悪い心配
 「心配」というのは、本来、いいことだと思います。将来のことに心を配れるのは、人間の素晴らしい能力の一つです。
 でも、心配しすぎて、悩み苦しんでしまったり、すごく不安になってしまうようでは困ります。

 心配になることはいろいろあると思います。
 将来の家計/仕事などの経済的・金銭的な問題、将来の孤独/同居/介護/人づきあいなどの人間関係の問題、自分もしくは家族の健康の問題の、三つを心配する人は多いでしょう。
 単に生きていくことの不安や、漠然とした不安を感じてしまう人もいます。

 心配しようとすれば、誰でもいくらでも心配できるのではないでしょうか。
 悪い心配(心配しすぎ、悪い想像など)をしてしまうから、不安になってしまうのではないでしょうか。自分がそういうことを考えなければ、不安にならなくてすむはずなのですが。
 また、ただ心配するだけで何もしない(できない)ようなのも、必要のない悪い心配だと思います。

 つい不安になってしまった時には、「不安は自分が(悪い心配をすることで、心の中に)つくり出している」と考え、その時に考えていたことを考えるのをストップできればいいのです。
 「こんなことを心配するより、他に考えたほうがいいこと(考えたいこと/やりたいこと)があるのではないか?」と考えれば、何か思いつくのではないでしょうか。

2.現在、問題があるか
 その心配は、現在何か問題があるのでしょうか?
 もし、現在特に問題がないのであれば、あまり心配しないほうがいいでしょう。

 「不安は注意信号」と考えることができます。
 不安を感じたら、それを少しでも解消できるようなことをすればいいのでしょう。
 将来悪いことにならないように、今できることをやればいいのです。
 もしくは、将来悪いことになった時に、役立つ何かを今から備えておけばいいのです。

 と言っても、今できることには限りがあります。
 完全に不安を消すことはなかなかできないでしょう。
 不安になった時には、割り切った考え方を心がけたほうがいいと思います。
 (将来悪い状況になっても)「その時はその時」(その時に苦労すればいい)と考えればいいのです。
 「いざとなったら○○すればいい」と覚悟する考え方もあります。たとえば、「一生懸命に働けばいい」「人に助けを求めればいい」。
 そして、最後は「なるようになる」と考えればいいのです。
 このように考えれば、少しは不安を軽くすることができるでしょう。

3.今を大切にする
 不安な気もちで過ごしてしまうと、それだけ今を愉しめなくなってしまいます。
 よくわからない将来のために、今を台無しにしてしまっていいのでしょうか。
 「今を大切にする」という意識・心構えを強くもつことが、まずは大事だと思います。

 今を大切にしたくても、不安になってしまうとできない、と言う人もいると思います。
 不安感が強い人は、自分の心を支えてあげることが必要だと思います。

 まずは、「(ハオハオ)大丈夫、大丈夫」と、自分(の心)に言い聞かせてあげると、少しは心も落ちつくでしょう。
 次に、「きっといいこともある」「○○たらいいな」などと、希望をもてるような考えをして、心の中を少しでも明るくできたらと思います。(「希望について」も参考になると思います)
 そして、「今を大切にしよう」と考えれば、少しは心が強くなれるでしょう。

 心が少しいい状態になったら、2.で書いたように、不安を解消するために今できることを始めるか、「その時はその時」「いざとなったら○○すればいい」「なるようになる」などと考えればいいでしょう。
 そして、1.で書いたように、「こんなことを考えるより、何かいいことを考えよう(しよう)」と考え、今を大切にできるいいことを始められればいいでしょう。

4.将来の幸せを信じるために
 『幸せになる方法』の「2 明日の幸せを信じて生きる」には、安心を与えてくれるものの基本として、「健康」「人」「お金」の3つを挙げ、これらを大切に生活することが大事だと書きました。

 また、『くよくよしない考え方』には、「将来自分を支えてくれるもの」として、「お金・仕事」「健康」「人」の3つを挙げた上で、次のように書きました。
 最後に、自分を支えるものとして「自分」を挙げたいと思います。自分の人間性とか、心の成熟度とかいうことです。将来に何か問題が発生しても、その時々にうまく対処できれば困らなくてすむわけです。

 何かあっても平然と対処できる自分になる、そのために「自分を育てる」ということを、将来への備えとして考えてみてはどうかということです。

 少しずつでも自分が成長できているという実感が持てれば、将来に対する不安は小さくなります。「なるようになる」とも心から思えるようになります。今の自分は信じられなくても将来の自分を信じてあげればいいのではないでしょうか。
 自分を育てていくことが、将来の幸せを信じて生きることにつながるのだと思います。

 と言っても、自分を育てるのには時間がかかります。
 それまでは、不安になった時には「なるようになる」と考えるようにして、少しでも不安を軽くすませることができたら、と思います。(私は、「ハオハオ、なるようになる」と思えるようになって、将来の心配や不安がすごく減りました)

◇「不安な気もちになった時の幸せになる考え方

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