しあわせ日記

1月21日(水) フクロウは勉強の神様?
 「フクロウは勉強の神様と言われています」 フジテレビの境鶴丸アナウンサーが、きょう「ビッグトゥデイ」の中で言いました。
 私は、はじめて聞きました。なんか、ふくろう博士の家庭教師センターあたりが言い始めたような気がしてなりません。

 このホームページのイメージキャラクタがなぜフクロウなのかは、1年前に書きました。
 それが1年の間に、
ハオハオ  ホープホープ  ハウハウ 
 のように、おすすめの幸せになる方法に育ってくれました。

 もう1羽フクロウがいます。
      シアワセになる ホーホー
 
 先週、「幸せになる方法」の本を送ってください、といううれしいメールが久しぶりに届きました。いつもホームページを見ていたが、その日に私が本を書いていたことをはじめて知った、ということです。
 意外に知らない人が多いのかなぁと思い、ここに書くことにしました。
 いい出会いがあった時にプレゼントしたりしているのですが、まだまだたくさんあります。よろしかったら、どうぞ。

 フクロウの"フク"は、しあわせの「福」。
 もし、"福る"という動詞があったら、
   「幸せになろう」は、「福ろう」になります。

みんなでフクロウ!
 
 フクロウは、幸せの神様かな?



1月22日(木) あるがままに生きよ
 昨夜放送の「ETV特集」(NHK教育テレビ)、「あるがままに生きよ〜神経症の時代を読み解く」をビデオでみる。神経症に対する森田療法。

 森田療法の創始者、森田正馬の考え。
「悩みや不安のない人はいない。その根底には死の恐怖がある。
 死ぬのが怖いのは、よりよく生きたいからだ。
 ならば恐れていないで、生きる希望に変えていけばいい」
「神経衰弱がはやっている原因は、人々の生活が便利でラクになったから。
 さしせまった命の危機はなく豊かで自由な時代ほど、
 人は目的を見失い、不安にとらわれやすくなってしまう」
「人間は悩みや不安から逃れることはできない。
 ならば、あるがままに受け入れて、日々を充実させていこう」

 大原健士郎さん(浜松医科大学名誉教授・横浜相原病院)が、診察の中で患者さんに、次のように言っていた。
「それ(不安)がなくならないと何もできないと思っている限り、ふつうの生活はできないよ」
「やらなきゃならないことにソッポを向いて、頭の中で遊んでいたんだ。強迫観念とね」
「苦しい、苦しい、同情しろ、同情しろって言ったって、同情はできないよね」

 すごいお言葉。
 森田療法のキーワードは、"あるがまま"。悩みや不安があるがままに生きる。

 番組の中では、森田療法に出会った人へのインタビューがあった。
「自分にできないことは、他人に任せてもいいんじゃないか。
 自分に出来ることをやっていこうという形になってきました。
 あきらめとは違うんです。今やるべきことをやっていくというのが出てきた。
 それが"あるがまま"と言えると思います」(芝田和仁さん)
「不安発作がきても、まぁいいや、と思えるようになった。これが大きい」
                        (本橋信宏さん)

 番組のまとめ。
「豊かになった今、自分の心と向き合わなくてはならなくなった」
「生きる欲望に身を任せ、あるがままに生きていく」

 あるがまま(ハオハオ)、自分のやりたいことを希望に変えて(ホープホープ)、自分にできることをする(ハウハウ)。
 同じだなぁ、と思いました。



1月23日(金) 「聖なる予言」
 きょう、「聖なる予言」(ジェームズ・レッドフィールド/山川紘矢+山川亜希子訳/角川文庫ソフィア)を読み終えました。電車の中でしか読んでいないので、1週間ちょっとかかりました。

 本のカバーには、次のように書いてあります。
「南米ペルーの森林で、古代文書が発見された。そこには、人類永遠の神秘、魂の意味に触れた九つの知恵が記されているという」
 九つの知恵を追ってペルーを旅する冒険小説になっています。

 「知識と知恵は違う」とよく言われます。知識を持っていても使わなければ意味がない。役に立たない知識はムダ。役に立つのが知恵。みたいな。
 知ること自体にも喜びはあるし、知識がどんな時に役に立つかわかりません。
 役に立つと言っても、なんの役に立つのか? 自分の幸せの役に立つのがいい。

 訳者あとがきの中に、この本がなぜ人々の関心を呼んだのか、という著者の言葉が書いてあります。
「20世紀も終わろうとしている今、多くの人々が人生において、より大きな満足感と目的意識を求めています。そして、本当の人生を生きるためには、真のスピリチュアリティが必要と感じているからでしょう」

 スピリチュアリティ(精神性)が大切なことは確かです。
 私にとって精神性は、"幸せになる能力"です。幸せになる考え方ができること。それは自ら育てることができる。
 私は、人の幸せを祈ったり、何かを願ったり、よくしますが、神や仏や奇跡を信じているわけではありません。人の幸せを祈ることでやさしい気もちになれたり、気ラクに願うことで心が明るくなったり、自分の幸福感のためにしている、と考えています。

 自分の幸せのためには、自分の心の働きが大きい。幸せは結局、心の中のものですから。

 今テレビでは、「渡辺謙・ペルー大縦断2200キロ」(フジテレビ)をやっています。
 ペルーも通った「ドロンズ・南北アメリカ大陸縦断」が終わった「進まぬ!電波少年」(日本テレビ)の次の企画は、どうもアフリカ縦断らしい、と日本テレビの番組(?)の中できょう言っていました。

 第一の知恵は、"偶然の一致"に気づくこと、だそうです。



1月24日(土) 人のため?
 「古(いにしえ)の学者は己のためにす、今の学者は人のためにす」
 きょう電車の中で読んでいた「孔子」(貝塚茂樹・岩波新書)の中に書いてあった、論語の一節。

 私は、今(と言っても2,500年前)の学者のほうが、昔の学者より、いいのかと思いました。
 ところが、孔子の言った意味は、「当今の学者は他人に見せ、他人に誇るため、すなわち手段としての学問であるが、古の学者、すなわち理想の学者は学問それ自身を目的として学問する」と解釈されている。
 私は、他人に見せ・他人に誇るというのは、自分のためだと思う。他人を幸せにするためが、本当の人のためだと思う。

 人の為=「イ(にんべん)+為」=「偽」。偽善者の「偽」。人の為、人を幸せにすることは、偽善者のすることだろうか? ボランティアをする人を偽善者呼ばわりする人もいる。
 まぁ、人が言うこと(それも一部の)など、気にしなければいいのだ。

 私は、「人を幸せにすることは自分の幸せ」「人を幸せにすることが自分の幸せと思えるかどうかが大きな分かれめ」と書いている。「人を幸せにすること」は「幸せになる方法」の一種。他にも幸せになる方法はたくさんあります。
 でも、人を幸せにすることを自分の幸せと思える人は、幸せになりやすい。
 人はたくさんいる。ちょっとしたことでも、喜んでくれる人もいる。それは自分とって大きな喜びになる。

 自分の存在価値を疑う人・求める人がいる。人の役に立てることは、自分の存在価値になる。自分を必要としてくれる人、自分の存在・行為を喜んでくれる人がいれば、人は生きている価値を認められる。

 人を幸せにすることは、人の(幸せの)ためであり、自分の(幸せの)ためである。それをしたいと思う人が、すればいい。



1月25日(日) 楽しむ
 バスケットの試合のために11時に外出。電車の中できのうに続いて、「孔子」(貝塚茂樹・岩波新書)を読む。
 論語の中で一番好きな「これを知るものはこれを好むものに如かず。これを好むものはこれを楽しむものに如かず」が出てくる。

 私は、バスケットを相当に知っています。30年やっている。きょうも、チームの監督をし、プレーもし、審判もやりました。
 私は、バスケットが大好きです。
 最近私は、バスケットをもっと楽しみたい、と思っています。少し前は、点を入れたい。相手のボールを奪いたい。ミスをしたくない。などとばかり思っていました。

 きょうは、ナイスゲーム。終始いいペースで、ダブルスコアで勝ちました。
 試合後の飲み会では、話が盛り上り、みんな気分よく飲みました。

 私は、「幸せ」について少しは知っているつもりです。
 私は、「幸せ」について考えるのが好きです。
 私は、できるだけ幸せを感じて、人生を楽しみたいと思っています。

 きょうは、ハッピーな1日でした。(まだ、だいぶ酔っぱらっています)



1月26日(月) 誓います
 きょうのニュースは、「大蔵省幹部逮捕」と「クリントン大統領疑惑」。

 大蔵省金融調査部は、銀行の業務を検査します。その日程・検査に入る支店・検査のポイントなどを聞き出すために、銀行は担当者をおいて検査官を接待します。度がすぎて、収賄容疑で今夜逮捕されました。

 先週のワイドショーの中では、大蔵官僚接待漬けの実体、1年で250日接待?、大蔵官僚のたかり体質、大蔵官僚の天下りの実体、大蔵官僚は退職金を5回もらう?、などとやっていました。

 接待は、日本では仕事になっています。
 きょう逮捕された人も、接待は当り前のことと思っていたのでしょう。先輩やまわりの人もやっている、少しずつ接待に多くを求めるようになった。このようなことがあったのかとも思います。
 見つからなければ問題ない、きっと発覚しないだろう、のような意識がどこかにあったのではないでしょうか。

 クリントン大統領は、セクハラで告訴された時に証人の女性(不倫相手?)にウソの証言を強要したのではないか、という疑惑が持たれているようです。事実なら、大統領本人もウソをついていたことになります。バレなければ、確たる証拠がなければ、と考えたに違いありません。

 世の中には、悪いことをしてもバレなければ、罪に問われなければ、いいという考え方をする人がいます。バレなければ、その人は幸せになれるのでしょうか? バレても、それまでに得た幸せや貯えができれば幸せなのでしょうか?

 私は、バレなければ悪いことをしてもいいと考える自分は好きにはなれないでしょう。
 「で、自分は?」と考えてみました。
 我が身を振り返り、過去に私が犯した罪で思い浮かぶのはキセルくらい。これからは絶対にしない、とここに誓います。
 バレなくても、自分は知っている。幸せになるために、自分を好きでいたい。
(ちょっと大げさだったかな?)



1月27日(火) アンケート結果
 幸せアンケートが、なんと200名を越えました。うれしいことです。ありがとうございます。
 その結果について、少し考えてみました。

 「幸せですか?」に「はい」は、69%。いつもほぼ70%を維持しています。今の世の中は幸せということでしょうか? それとも今の世の中で30%もの人が幸せではない、と見たほうがいいのでしょうか?

 幸せでない理由を探してみようと思いました。
 夢を持っている人、72%。幸せにしたい人がいる人、73%。幸せな人と近い。それでは、幸せでないと答えた人は、夢がない人、幸せにしたい人がいない人なのではないか?
 新しいデータを集計してみました。

  「幸せですか?」に「いいえ」と答えた人のうち、夢がない人、46%。
                  幸せにしたい人がいない人、54%。
 確かに多いかもしれない。
 さらに、夢もなく、幸せにしたい人もいない人は? と、また集計する。
     「幸せですか?」に、「はい」33%、「いいえ」67%。
     「はい」と答えた人も、1日に1回以上幸せを感じる人は                       ほとんどいませんでした。

 「幸せですか?」に「はい」と答えた人のうち、夢がある人、78%。
                 幸せにしたい人がいる人、81%。
 夢や愛する人がある人には、幸せな人が多い。
 当り前? 本当かなぁ? そんな単純ではないような気がする。

 今私が知りたいと思ったのは、夢をもっている人はそのことでどのくらい幸せを感じているのか? 幸せにしたい人がいる人は、そのことでどのくらい幸せを感じているのか?
 1日に4回以上幸せを感じる人は、全体の中の6%。小さな幸せを感じられる人なら、簡単なことなのだが・・・
 新たなアンケートを考えてみようかな。



1月28日(水) 感情のコントロール
 今夜の「女神の天秤」(TBSテレビ)は、10年前の殺人事件。
 学校職員の男(23歳)が学校内で、同僚の女性(23歳)の「大嫌い」のひと言が最後の引金を引き、逆上してその女性を惨殺。

 番組冒頭では、昨今の人間関係の問題についてふれ、「人に嫌われたくない」「傷つきたくない」という思いを多くの人が持っている、と紹介。

 私も、人間関係で傷つきやすい人は多い、人を傷つけやすい人も多い、と思うことがあります。また、自分の感情をコントロールできない人も多い。犯罪の多くは、このことによるように思えます。
 感情が湧くのはしょうがありません。時にはそれが激することもあります。でもそのために、やっては不幸になることをしてしまうのは困ります。

 自分の感情をコントロールできることも幸せになる能力の1つだと思います。その能力は育てることができます。
 例えば、自分の感情が激するクセやパターンを知る、うまくコントロールできるようになれたらいいなと思う、「ハオハオ」を身につける努力をする、など。
 一時の感情のために、大きな不幸を自ら生み出さないように。罪悪感で不幸にならないように。自分を嫌いにならないように。幸せに暮らすために。



1月29日(木) 悔しいけど満足
 今週、日記以外のページの作成が進んでいません。今月中に新しい仕事の企画をまとめるためでした。きょう提出しました。あしたからちゃんとやります。

 今夜7時半からバスケットの試合がありました。残念ながら1ゴール差で負けてしまいました。相手チームの2メートル近いひとり(外国の人)にやられた感じです。うちの主力メンバーのひとりが仕事の都合で遅れて、最後の5分しか出られませんでした。
 悔しいけど、いいゲームでした。満足しています。
 試合後の飲み会は残念会になり、最初は少し沈みがちでしたが、すぐに楽しく盛り上りました。

 なんかひと区切りついた感じです。あしたから、また頑張ります。



1月30日(金) 美容整形
 昨夜放送の「青春探検」(NHK教育テレビ)をビデオで見る。「何を変えたい? 美容整形」 リポーターの宮嶋茂樹さん(カメラマン)が、2人の若い女性にインタビューした。

 ひとりは、整形手術間近の由香さん。
「みんなやってる」「ファッションの一部」「当り前のこと」
目的は、「流行だからじゃなく、自分のため」「街で視線を集めたい」「自己満足の世界」

 もうひとりは、2年前に整形手術を受けた真由美さん(23歳)。
「(眼が)一重で、『暗そう、陰険そう』って言われた」「整形すれば人の目が変わる。第一印象はまず眼。暗い眼よりも明るい眼」「前向きになりたい」
整形後は、「明るい自分になった」「以前は人前に出てもしゃべれなかったのが、今はしゃべれるようになった」
 宮嶋さんの「理解できない」の言葉に対して、
「(整形について)人が何と言っても、やってみなければ理解できない。いくら話しても(人に理解してもらうのは)難しいと思う。所詮、人は見かけだと思いました。実際に(まわりの人も自分も)変わった」

 私は以前に、整形をしたいという男性からのメールをいただきました。
 去年の日記の中に、同様のテレビ番組について書いていました。
「でも本当は、みんな『幸せになりたいから』整形するのだと思います」

 番組の終わりの宮嶋さんの言葉。
「ああいう考え方の人がたくさんいることが信じられない」
「顔を変えたことで、彼女の人生は変わるのでしょうか?」
「たしかに、外見の美しさは人をひきつけます。しかし、それは内面の美しさに優るものでしょうか?」

 私自身は、整形手術は考えられません。若い頃には、その勇気はなかったでしょう。今は、美容整形をしなくても、幸せになる方法はたくさんあると思えるから。



1月31日(土) 言葉の持つ力
 おととい放送の「共に生きる明日」(NHK教育テレビ)は、「生きる希望を詩にこめて〜NHKハート展」。

 増沢友也さん(16歳)は、左手・左足が不自由。5年間毎日詩を書き続けている。日々の喜び・悩みを書き綴る。
 増沢さんは月に数回、小学校の職員室へ。小4の時の担任・桑原晴美先生に会う。
 桑原先生は、増沢さんが小4の学級文集に書いた詩に才能を感じ、「詩を書いたら、見せて」と増沢さんに言った。
 それ以来、増沢さんは自分の詩を桑原先生に読んでもらい、桑原先生は感想を書き添える。
 桑原先生、「詩によって、生きることの確かさ・大切さ、自分のものをすべて受け入れることで、彼の力の一端になっているのなら、うれしい」
 増沢さん、「今まで自分のことだけ考えて生きてきた。詩を書くことで人の心の中を思い、人にもやさしくできるんじゃないかと思えるようになった」「いつか詩集をだして、多くの人に読んでもらいたい」

 いい先生との出会い。その出会いを大切にしている増沢さん。
 自分の書いたものを読んでくださる人がいるということは、ありがたいことです。本当に感謝しています。
 番組中で、「詩の持つ力」という言葉が出てきました。

 私は、言葉の持つ力の大きさを感じています。何を考えているかが、その人の心模様を決めています。同じ行動をしていても考えることによって、気分が大きく変わります。将来の不安を想うか、将来の幸せを想うか。不平不満を思うか、自分の持っている幸せを思うか。人のイヤなことろを思い出すか、人がしてくれたこと・人の好きなところを思い出すか。自分を落ち込ませるようなことを考えるか、自分を元気に楽しくするようなことを考えるか。

 自分の心の言葉を書き出してみるといいと思う。
 自分の心に響く言葉がある。
 心の散歩のコーナーにある掲示板を、心の言葉に変えました。
 よろしかったら、あなたの心の言葉を書きこんでください。