しあわせ日記

11月11日(火)不幸になる考え方のクセ
 『楽天主義セラピー』には、次のように書いてあります。
 癖というのはほんとうに直しにくいものです! なかでも最も直しにくいのは、あなたの精神的健康にいちばん害があり、おそらくは最も意識されていないもの、すなわち、ものごとを悪く考えるという癖です。

 私が言いたいのは、ほとんどの人――多分あなたもその一人でしょう――が、厖大な時間を否定的な考えに、それも無自覚のまま、費やしているということなのです。
 イヤな気分で過ごす時間が長い人は、物事を悪く考える(不幸になる考え方の)クセがあるからではないでしょうか。
 無意識のうちに不幸になる考え方をして、イヤな気もちになってしまうのです。その原因を出来事や人のせいだと考えると、さらにイヤな気もちになってしまうでしょう。

 まず第一に、イヤにな気もちになる原因の一つは自分の不幸になる考え方(のクセ)、と考える。
 第二に、自分にはこういう不幸になる考え方のクセがある、と自覚する。
 第三に、不幸になる考え方のクセが出た時に気づいて、幸せになる考え方を心がける。

 悪いクセは、出てしまった時に早めに気づいてストップできれば、それでいいのだと思います。
 気分よく過ごしたい人、幸せに暮らせるようになりたい人は、自分の不幸になる考え方のクセを知り、それに対処できるようになれたら、と思います。



11月12日(水)不幸になる考え方をやめれば
 『楽天主義セラピー』には、次のように書いてあります。
 否定的な思考に焦点を合わさないようにすることが、否認ではないことを思い出してください――これは賢さなのです! あなたは否定的な考えをもっていることを否認しているのではなく、不要な思考を無視できるように自分の心を訓練しているのです。

 否定的に考えるのをやめたときに起こることを表現できる言葉はただひとつ――驚きです。否定的思考がなくなると、自分が別人になったように感じられることでしょう。

 いちばん大きなことは、気分も変わるのです。またいい気分がもどってきます。確実に!
 否定的な考え方(不幸になる考え方)を否認するわけではありません。不幸になる考え方をさらに続けなければいいのです。
 不幸になる考え方(のクセ)をしてしまうのはしかたがありません。それをしてしまう自分を責めてはいけません。
 自分の不幸になる考え方を軽く受けとめて、受け流すことができればいいのです。

 不幸になる考え方をやめれば、気分は回復に向かうのです。
 不幸になる考え方を続けた場合と、やめた場合の違いを実感できるようになれば、その価値がわかるでしょう。



11月13日(木)気分と思考と問題
 『楽天主義セラピー』には、次のように書いてあります。
 私たちの出会う問題は、いつも気分と関わっています。沈んだ気分のときにはちょっとしたことが大きな障害に思え、ちょっと意見されればそれが大きな批判に聞こえ、将来の障害は克服不可能のようにみえます。

 低調な気分から抜け出す方法は、気分を人生の中のあたりまえの事実として理解することです。気分が沈んでいるという事実を受けいれると同時に、気分は自然に良くなるものだと気づくことで、暗かった気持ちが晴れてきます。真実は、何もしなくていいのです。

 私が言いたいのは、低調な気分だからという理由だけで問題を無視しろということではありません。そうではなく、気分が良くなるのを待っていれば、すべての問題について正しい見方ができるようになるということです。
 気分が悪い時には、不幸になる考え方をしやすいのです。
 不幸になる考え方をすると、さらに気分が悪くなります。
 その流れを放っておくと、悪循環になってしまいます。

 気分と思考の悪循環の流れを早めに断ち切ることが大事なのです。
 そのためには、自分の不幸になる考え方に気づき、幸せになる考え方をしてストップすること。
 そして、気分転換を心がけることです。

 気分が悪いまま問題を考えると、悪い考えをしやすいのです。
 そのために、問題を心の中で大きくしてしまい、生活全体にも悪影響を与えてしまいます。
 少しでも気分をよくしてから、問題を考えたほうがいいのではないでしょうか。



11月14日(金)今を大切に生きる
 『楽天主義セラピー』には、次のように書いてあります。
 落ちこみから抜けだし、幸せに生きるための最も古く、かつ賢明なアドバイスは、多分、今この瞬間を生きなさいということではないでしょうか。

 幸せな人は、今一緒にいる人と充実したときをもつこと、過去や未来のことをあまり考えず、現在の行為に熱中することに一生懸命です。

 過去志向や未来志向の生き方が問題なのは、そのような考え方ではけっして幸せになれないということです。

 今この瞬間を生きるようになるにつれて、あなたは、問題がほとんど魔法のように消えていくことに気づくでしょう。
 過去のことを思い出して、(不幸になる考え方をして)イヤな気もちになってしまうことがあります。
 未来のことを考えて、(不幸になる考え方をして)不安になってしまうことがあります。
 無意識に過去や未来のことを考えて、(不幸になる考え方をして)イヤな気もちで過ごしてしまう時間が長い人は、それだけ不幸に過ごしているのです。

 幸せに過ごすためには、今を大切にすることが必要です。
 そのためには、不幸になる考え方を減らして幸せになる考え方を心がけ、今やることを少しでも愉しむようにすることだと思います。

 過去を振り返って、今後の幸せのために活かすのはいいことです。
 未来の幸せを目指して努力するのはいいことです。
 でも、そのために今を幸せに過ごせないようでは、よくないのではないでしょうか。
 今を大切に生きられるようになれたら、と思います。



11月15日(土)感情が教えてくれる
 『楽天主義セラピー』には、次のように書いてあります。
 感情とは、その時々に自分の心がどちら側にあるかを知らせ、心の調整が必要かどうかを教えてくれるものです。

 落ちこんだり、気にさわることがあったり、気持ちを掻き乱されたり、イライラしたり、急かされたり、あせったり、自己防衛したり、嫉妬したり、怒ったり、怖がったり、何かに引っ掛かっていると感じるときは、あなたの心の物差しがおなじみの方向に動いたことを、感情が教えてくれているのです。
 感情が不幸側に振れた時には、不幸になる考え方をしているのを教えてくれます。
 その時に幸せになる考え方を心がければいいのです。

 やかんに触って熱かったらすぐに手を引っ込めればいいのです。
 何かを考えてイヤな気もちになったら、その考えをやめればいいのです。
 自分の悪感情に動揺してしまったり、その犯人探しをして人のせいや自分のせいや運のせいにしたりすると、さらに気分が悪くなってしまうのです。

 人間は元々、何らかの幸せを求めて何かをし、何らかの不幸にならないように何かをし何かをしないようにしているはずです。
 イヤな気もちになるようなこと(を考えるの)はやめればいいのです。いい気もちになれることをしたほうがいいのです。

 自分の悪感情に気づいたら幸せになる考え方を心がける、という習慣を身につければいいのです。
 自分の悪感情が幸せになる考え方をすべき時を教えてくれるのです。
 幸せになる考え方がうまくできた時には、いい感情として教えて(ごほうびを)くれるのです。



11月16日(日)不幸になるのは
 『楽天主義セラピー』には、次のように書いてあります。
 心の悩みや不幸せは、考えているということを自覚せずに、否定的な思考内容にのめりこみすぎた結果生じてきます。

 不幸とは、否定的思考や、ときには否定的行為にまでつながる否定的思考の繰り返しから生じるものです。
 不幸になってしまうのは、否定的な・不幸になる考え方をしてしまうから。
 不幸を長く続けてしまうのは、不幸になる考え方を繰り返してしまうから。
 不幸を自分の心の中で大きくしてしまうのは、さらに悪く・不幸になる考え方を重ねてしまうから。
 不幸を現実問題で大きくしてしまうのは、不幸になる考え方から生まれた不幸になる行為を実践してしまうから。

 イヤな気もちになった時の考えを、そのまま真に受けずに、(不幸になる考え方ではないか?と)疑ってみて、不幸になる考え方に気づき、ストップする。
 不幸になる考え方の結論や思いつきを信じない・実践しない。

 不幸な出来事があった時には、とにかく受け入れること。
 現実を受け入れ、自分のつらい気もちを受け入れ、自分の不幸になる考えを受け入れる。
 余計なことを考えないように心がけ、心が落ちついてくるのを待つ。

 一時的に不幸になってしまうことがあるのはしかたがないでしょう。
 不幸を長引かせず、大きくしないように心がけ、できるだけ軽く済ますことができるようになれたら、と思います。



11月17日(月)問題解決か?幸せになるか?
 『楽天主義セラピー』には、次のように書いてあります。
 人生で直面するすべての問題を子細に観察し、そのひとつひとつを理解していこうとすれば、あなたの人生の大部分は問題に集中することで終わってしまう。

 すべての問題を解決する鍵のひとつは、いい気分になることを学ぶことで、いい気分になるのは非常に実用的なことなんです。

 問題が頭をかすめても、意図的にそれから意識をそらすと、気分は次第に良くなり、問題解決の準備ができるようになるのです。
 問題がすぐに解決できるのなら、それがいちばんです。
 でもすぐに解決できない問題もあるのです。そういう問題だから、悩み苦しんで不幸になってしまうのです。ある程度の時間考えたなら、それ以上続けて考えても解決法はなかなか思いつかないでしょう。ましてや、悪感情に支配された頭で考えていてはなおさらです。

 そこで役に立つのが、まず気分を回復させることです。
 気分がよくなったほうが、いい考えがしやすいのです。
 また気分が回復すれば、その事の大きさも判断できるでしょう。
 一時の悪感情が落ちつけば、小さい問題だと気づけることもあるでしょう。
 重大な問題はあせらずに「じっくりと考えよう」と思うこともできるのではないでしょうか。

 私は、できるだけ「問題化しない」のがいちばんだと思っています。
 いくつかの大事な問題を除いては、多少の問題はそのままでいいのではないかと思います。(もちろん、すぐに解決できる問題は片づけてしまえばいい)
 その問題を考えるのに使う時間(=悩ましい時間)を、幸せになるために使いたいと思います。
 その問題の解決と、幸せになることと、どちらが大事か? という判断ができたら、と思います。

 私のいちばんの生きる目的は、「幸せに(暮らせるように)なる」ということです。



11月18日(火)心の健康と平和
 『楽天主義セラピー』には、次のように書いてあります。
 心の苦しみを消し去りたいと望む以上に、心の健康が欲しいと思わなくてはなりません。

 あなたの意識が、苦痛を消し去りたいということに向けられたなら、意識は苦痛に向かいます。しかし、意識を自然本来の働き、すなわち心の平和に向けるなら、あなたは実際にそれを手に入れることができるのです。
 苦しみを消し去りたいと思うのは当たり前のことです。
 そのために、苦しみの原因を取り除く、問題を解決する努力をするのはいいことです。
 でも、それができない場合もあります。

 できないことをやろうとしても、返って自分を苦しめることになってしまいます。
 心の健康と平和を望むのなら、苦痛の原因や問題を消し去ることはできなくても、その時にできる幸せになる考え方をすることで、あまり苦にしないことはできると思います。

 心の健康と平和を選ぶということは、幸せを選ぶということだと思います。



11月19日(水)楽天主義
 『楽天主義セラピー』には、次のように書いてあります。
 楽天家に生まれついたような人もたしかにいますが、私たちの多くは楽天的になる方法を学ぶ必要があります。いい気分になるためには、考え方を変えざるをえないのです。

 楽天主義という技術は誰でも身につけることが可能です。しかし、それには謙虚さと勇気が必要です。自分の考え方はたしかに否定的であると認める謙虚さと、それを変えようとする勇気をもたなければなりません。楽天主義を身につけようと決意してください。それは、人生を幸せと感謝に満ちたものにするのに最も重要なステップなのですから。
 楽天的な性格に見える人もいます。でも、その中には楽天的に考えようと努力した結果、そう見えるようになった人も多いような気がします。また、家族の誰かが楽天的で、それをいつのまにか見習った人もいるでしょう。

 生まれついての楽天家はいないのではないでしょうか。そもそも赤ちゃんには言葉がわかりませんから、考えることもできません。楽天的に考えるのは、性格よりも、習慣・習性ではないかと思います。

 人は考えを選ぶことができるのです。こう考えたほうがいい・ラク・幸せと選べるのです。
 無意識にしてしまった不幸になる考え方は、幸せになる考え方で考え直せばいいのです。

 楽天的な考え方や幸せになる考え方を心がける習慣をつくればいいのです。
 どう考えるかによって心模様が大きく変わるのです。
 物事の受けとめ方によって、最初の感じ方が変わります。
 その事をどう考えていくかによって、その事の見え方が変わってきます。大きな悩みになるか、小さい問題になるかが変わります。

 私は性格的には悲観的なほうです。でも、幸せになる考え方を心がける習慣ができています。最近では、「まぁいいか」「なるようになる」というような楽観的な考え方が簡単にできるようになり、ラクに・幸せに暮らせるようになったと実感しています。

 楽天的な考え方や幸せになる考え方ができるようになると、気分が変わります。いい気分で過ごせるようになると、幸せも感じやすくなります。生活のイメージが変わります。幸せになる考え方をしなかった時と比べたら、相当に幸せに暮らせるようになれたと思えるようになれるでしょう。



11月20日(木)幸せを選ぶ
 『楽天主義セラピー』には、次のように書いてあります。
 幸せな人は、不幸せだと思っている人より、否定的要素の形成によく気づきます。それは当然でしょう。なぜなら、否定的なものに気づいてすぐにそれを捨て去ることが、彼らを幸せにしている秘訣だからです。

 幸せな人は、幸せでいることや人生を楽しむことに忙しく、不幸を分析する余裕はありません。
 幸せと不幸は、同時になることはできません。
 その瞬間瞬間は、幸せな人は不幸ではないし、不幸な人は幸せではありません。

 不幸になる考え方をすれば不幸な気もちになり、幸せになる考え方をすれば今よりも幸せな気もちになれます。
 人は自分の考えを選ぶことができます。
 ということは、人は幸せを選ぶことができるということです。

 と言っても、すごく不幸な時に急に幸せになることは難しいでしょう。
 でも、今よりも不幸な気もちをラクに・軽くすることはできます。自分の不幸になる考え方をストップして、幸せになる考え方をすればいいのです。
 どのくらい幸せの方向に感情を引き上げることができるかは、その人によって、その事によって、その時によって違います。
 その時に自分ができる幸せになる考え方ができればいいのです。

 どんな不幸でも、時がたてば、その感情はおさまります。
 不幸になる考え方をしないようにし、幸せになる考え方を心がければ、それだけ早く気分は回復するでしょう。
 気分が回復すれば、問題について落ちついて考えることも、自分が幸せになれることをすることもできるでしょう。

 自分のイヤな気もち・不幸な気もちに気づいてから、幸せな気もちになれるまで、幸せになる考え方を重ねていけばいいのです。
 そのような流れ・手順・考え方をまとめていけたら、と思っています。

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