
しあわせ日記
自分の不幸を考えずに、人の幸せを考える
人づきあいでつらい思いをすることが多い人は、自分(の幸せ、もしくは不幸)のことばかり考えているのかもしれません。
そういう人は、「人を幸せにする」ことを考えてみてはどうでしょうか。
人を幸せにすることを考えている間は、不幸になることはありません。自分の不幸を考えて不幸な気もちにならなくてすむのです。
人を幸せにすることを考えている時は、むしろ少し幸せな気もちになれるはずです。
人を幸せにすることを実践できるようになれば、相手との関係が良好になり、人づきあいでイヤな思いをすることも減るでしょう。
自分がしたことで相手を少しでも幸せな気もちにできた時には、喜びや幸せを感じられるのです。
相手を幸せにできれば、(お返しに)相手が自分を幸せにしてくれることも期待できるでしょう。互いに幸せにし合えたら(自分が人を幸せにし、相手も自分にしてくれる)、それはとても幸せなことです。
◇幸せにしたい人を幸せにする
「すべての人を幸せにしよう」などと考える必要はありません。
自分が幸せにしたい人だけを幸せにすることを考えればいいのです。
幸せにしたい人を幸せにすることを考えること自体が幸せなことです。
幸せにしたい人のことを想うだけでも、少し幸せな感じがするでしょう。
どうしたら幸せにできるだろうか、と考えている時にはやさしい気もちになれるでしょう。
その人を幸せにできた時のことを想像するだけでも、少しは幸せな気もちになれるでしょう。
実践方法は、「○○を幸せにできたらいいな? では、どうしたら?」と一日に一回でもいいから考えるようにすることです。
何も思いつかなくてもかまいません。そう考えることが大事なのです。
いつもそう思っていれば、何かの時にふと、相手を幸せにする方法を思いつくことがあるはずです。
その前に、自分の相手との接し方が変わるでしょう。「相手を幸せにしたい」と思って接するのとそうでないのとでは、接し方が変わるはずです。
相手を幸せにすることを実行するチャンスがあります。
相手が自分に何かをしてくれた時です。その時の感謝の表現やお返しによって相手を幸せにすることができます。また、自分が相手に迷惑をかけた時も同様です。謝罪や名誉挽回のために相手を幸せにすることができます。もう一つは、相手が困っている時です。協力や援助によって相手を幸せにすることができます。また、誕生日などの記念日やクリスマスなどの年中行事も、人を幸せにするチャンスです。
相手を幸せにする方法を思いついた時には、どうしたら実践できるかを考えてみましょう。そういうことをあれこれと考えていると、けっこう幸せな気もちになれるものです。
今の自分にできる方法があって、それを実践するタイミングがあったら、やってみましょう。できないことがあってもいいのです。できる時にだけやればいいのです。
このような心がけを続ければ、少しずつうまく実践できるようになれるでしょう。
◇人を幸せにする幸せ
「人を幸せにすることが自分の幸せ」と思えるかどうかがキーポイントです。そう思えるようになると、自分の幸せになる方法が格段に増えます。
幸せにしたい人は探せば見つかるでしょう。一人の人を幸せにする方法はたくさんあります。
「人を幸せにする」ことは継続できる“幸せになる方法”です。長期間にわたって、何度も相手を幸せにすることができます。幸せにしたい人が増えれば、自分の幸せになる方法がさらに増えます。
幸せにしたい人の幸せを考えることが習慣になれば、きっと相手との関係がよくなって、相手とのつきあいの中で幸せを感じられることが増えるでしょう。
「人を幸せにする」ということに、疑問や抵抗を感じる人もいると思います。偽善的と思う人もいるでしょう。
「人を幸せにする」ことは、「人のため」を考えますが、「自分のため」にするのです。
幸せにしたい人(愛する人)がいることだけでも幸せなことです。
「人を幸せにする」ことを、自分の幸せになる方法のレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか。
『人を幸せにすることが自分の幸せと思える人は、幸せになりやすい』