しあわせ日記

無いと分かる幸せ

 『物の値打ちは、それが無いときにいちばんよくわかる』 イギリスのことわざ

 もの(物・人・事)の価値は、それが無くなった時に(困る、不便、寂しいなど)不幸を感じることで、わかることがあります。
 ふだん使っていた物が使えなくなる、まわりにいた人がいなくなる、生活の中でやれていたことができなくなる・・・。
 無い不幸を痛感することで、それの有る幸せを感じられるようになる人はけっこういます(無い不幸、有る幸せ)。

 無い不幸を経験しなくても、頭の中で想像してみることで、その有る幸せいてくれる幸せやりたいことがやれる幸せ)に気づけることもあると思います。
 「○○が有って、よかった/幸せ」「○○がいてくれて、よかった/幸せ」「○○ができて、よかった/幸せ」と思うことで、有る幸せを感じられるようになれたらいいのではないでしょうか。

 幸せに暮らすための必要条件と十分条件があると思います(これだけ有れば生きていけるという最低条件もあると思いますが)。
 それ以上無いと不満になる(不幸になってしまう)のが必要条件で、それだけ有れば満足できる(幸せになれる)のが十分条件ということです。
 必要条件が高い人は不幸になりやすく、十分条件が低い人は幸せになりやすいでしょう。

 今まで有ったもの(物・人・事)が無くなって一時的に(困る、不便、寂しいなど)不幸になったとしても、慣れれば無くても平気なものもあると思います。

 不幸にならないためには、無くても平気でいられるようになる。
 幸せになるためには、有る幸せを感じられるようになることが大事でしょう。
 いちばんいいのは、「無くても平気だけど、有れば幸せを感じられる」ことかもしれません。



   

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