しあわせ日記
不幸になる考え方をやめるための幸せになる考え方
不幸な気もちになるのは、自分が不幸になる考え方をしているから。
“くよくよ”“イライラ”しやすい、傷つきやすい、落ち込みやすいなどは、性格というよりも、不幸になる考え方のクセがあるから。
というのが幸せになる考え方の基本的な考え方です。
幸せになるためには、まず、不幸になる考え方をやめることが大事だと思います。そのための幸せになる考え方ができるようになれたらいいのではないでしょうか。
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│ 比較の考え方
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代表的な不幸になる考え方のクセが、「比較の考え方」です。
人(のいい所)と自分を比較してもしかたがないのではないでしょうか。
自分の不幸になる考え方に気づいたら、そこでその考えをやめることができればいいのです。そうすれば、イヤな気もちもだんだんおさまっていくでしょう。
「やめる」と言っても、つい比較してしまうのはしかたがありません。無意識にですから。
人と自分を比べてイヤな気もちになった時に、早めに気づいて、そこでストップできるようになれればいいのです。
実際には、「比較は不幸になる考え方だ。こんなふうに考えるのはやめよう。こんなことを考えるより、他に考えたいことややりたいことがあるのではないか?」と考えてみれば、何か思いつくのではないでしょうか。
他のことを考えたり、何かをやることに集中すれば、イヤなことは忘れられます。
「不幸になる考え方はストップしよう」というのが、第一の幸せになる考え方です。
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│ 悲観的な考え方
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悲観的な考え方がクセになっている人は、幸せに暮らすことは難しいでしょう。
暗い気持ちで過ごす時間が長くなり、幸せになれる考えや行動もなかなかできないでしょう。
夢や目標がなかなかもてない、すぐにあきらめてしまうという人の中には、悲観的な考え方の人が多いのではないでしょうか。
また、悲観的な考え方の人は、落ち込みやすく、挫折から立ち直るのに時間がかかるでしょう。
考えようと思えば、悪い想像はいくらでもできます。
悲観的か楽観的かは、性格ではなく、考え方のクセと考えたほうがいいでしょう。
「悲観的な考えはやめよう」と思っていても、(考え方のクセは)ついしてしまうものです。それはしかたがありません。
自分の悲観的な考え(もしくは、それに伴う不安・恐怖感などの悪感情)に早めに気づいて対処できればいいのです。
第一の対処法は、気づいた時に今の考えをストップすることです。
「心に不安を生み出しているのは自分の考え」ということを知った上で、「こんなことを考えるのはやめよう」「こんなことを考えるより、○○を始めよう」などと心を切り替える考え方ができるようになれるといいでしょう。
第二の対処法は、自分の考えに反論し、間違っている(不幸になる考え方である)ことに気づくことです。
たとえば、「××になる(んじゃないか)」と悲観的に考えて不安な気もちになった時には、「本当? 絶対?」と自分の考えを疑ってみる。「絶対に本当」と言い切れないとしたら、自分の考えは間違っているかもしれないのです。
楽観的か悲観的かは、人それぞれ。そして、そう簡単には変えられないでしょう。
ということは、それが自分に合っているのかもしれません。
元来悲観的な人は「悲観しすぎないように気をつけよう。また時には楽観的に考えよう」と心がけることができればいいのでしょう。
そのために、「まぁいいか」「なるようになる」「すべてのことはいい経験」のような幸せになる考え方を身につけることで、意図的楽観主義を実践できるようになれたらいいのではないでしょうか。
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│ 言い訳する考え方
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ちょっと難しそうなことやよくわからないことや大変そうなことだと、すぐにできない理由を考えてしまうという人はけっこういると思います。
すぐにできない理由を考えるというのは、はじめからあきらめているということです。
できない理由が見つかると、できないことが確定してしまいます。
それでは、本当はできることもできなくなってしまいます。自分で自分の可能性を小さくしてしまっていいのでしょうか。
つい言い訳を考えてしまっても、それに気づいて考え直すことができればいいのです。
たとえば、「やれない理由(言い訳)を考えるより、どうしたらやれるかを考えよう」「できない原因がわかったのなら、それをヒントにできる方法を考えよう」「言い訳を考える時間があるのなら、何かいいことを始めよう」などと考えを切り替えられるようになれるといいでしょう。
過去や人や環境のせいにしているだけでは、何も変わりません。
過去は変えられませんし、人も環境も容易には変わらないでしょう。
また、言い訳を続けている限り、自分も変わりません。自分が変わらなければ、同じことの繰り返しになるのではないでしょうか。
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│ 不幸になる考え方のクセへの基本的な対処法
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不幸になる考え方のクセは他にも、人それぞれにあるでしょう。
まずは(不幸になる考え方をして)不幸な気もちになりやすいのは、「性格というよりも、考え方のクセ」という考えをもつことです。
そして、「私にはこういうくよくよするクセがある」と気づくことができるといいのです。
さらに、「こういう時に」「こういう事で」のようにクセが出やすい状況や、こういう考え方をする」のような考え方のパターンを知ることができると、なおいいでしょう。
そうすれば、「あ、またこのクセだ」と気づきやすくなるでしょう。
自分の不幸になる考え方に気づいたら、その考えをストップし、切り替えられればいいのです。悪いクセが出るたびに、何度でも。
“自分の悪いクセに気づいて幸せになる考え方を心がける”習慣をつくることができるといいでしょう。