しあわせ日記
人生は登山
人生には山あり谷あり。人生は基本的に苦しいもの。
というようなことからか、「人生は登山」に例えられることもあります。
趣味で登山をする人がたくさんいます。
本当に苦しいだけなら、趣味でやる人はいないでしょう。
『登山の目標は山頂と決まっている。
しかし、人生の面白さはその山頂にはなく、
かえって逆境の、山の中腹にある』 吉川英治
頂上を制覇した達成感や充実感だけでなく、頂上などから見られるいい景色、途中に咲いている美しい草花、動物との出会い、同行者との会話、格別に美味しい食事など、いろんな楽しみがあるから多くの人が登山をするのです。
難コースが面白い、というような人もけっこういるのではないでしょうか。
登山で目の前の上り坂の地面や岩ばかりを見ているようでは、苦しいだけでしょう。
自然を楽しむ心の余裕がもてれば、楽しめる要素はいろいろあるはずです。
初心者のうちは体力的にきついかもしれませんが、何度か登山するうちに鍛えられ・慣れてくれば、ラクになって楽しめるようになるでしょう。
人生を楽しむためにも、生きていく強さと心の余裕をもてるといいのではないでしょうか。
山に登る前には、目の前の木々や家や道路しか見えません。山に登れば、町並みが見えてくるでしょう。登れば登るほど、遠くが見えるようになります。すごく高い山に登れば、まわりの低い山の向こうに山々や海などが見えるかもしれません。
人生、そして、幸せへの道は山登りのようなものなのかもしれません。高く登れば、それだけ多くの幸せが見えるようになります。
山に登る道はいろいろあると思います。
一本の尾根に沿って進むのがふつうかもしれません。それだと、見られる景色は180度です。
急斜面を長い時間登り続けるためには、斜めにらせん状に登っていくのがいいと思います。これなら、一時に見られるのは180度ですが、一回りすれば360度見ることができます。
登山を楽しむように、人生(幸せへの道)をマイペースで登っていけるといいのではないでしょうか。