しあわせ日記

  言わぬが花

「はっきり言ってしまわぬほうが味がある。露骨に言ってしまっては、実もふたもない」

 “言わないほうがいいこと”はいろいろあるでしょう。
 たとえば、自慢話は聞く側からすればつまらない話です。自慢しないほうが自分のためにいいのではないでしょうか(“謙譲の美徳”?)。言わなくても「見ればわかる」というぐらいの自信がほしいところです。
 他にも、人の悪口愚痴言い訳などは言わないほうが自分のためにいいでしょう。

 相手にとって悪い知らせは言わないほうがいいこともあるでしょう。
 『知らぬが仏』(知れば怒りたくなることでも、知らなければ平気でいられる)ということもあるのです。
 自分が知らせたために相手が不幸になるのは避けたほうがいいのではないでしょうか。

 物語の結末や話のオチなども、まだ知らない人に言うのは禁物です。相手の先の楽しみを奪うことになってしまいます。
 それぞれの人が自分で気づくことに価値があることもあるのです。
 物事の真理や真髄や悟りのようなものもそうなのかもしれません。

 「言わぬが花」を心がけられる人になれたら、とは思うのですが・・・。



   

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