しあわせ日記
プレッシャーと恐れ
本番で実力を発揮できない大きな原因はプレッシャーでしょう。
ふだんはできることが、本番では同じようにできないのですから。
プレッシャーが緊張を生み、自分の能力の働きを低下させるのだと思います。
一つには、自分の心が生むプレッシャーです。
「○○(勝利/成功/合格/獲得)しなくちゃいけない」のような、いい結果を求める気もちが強すぎる場合。
「絶対にミスをしちゃいけない」のような、完璧主義の場合など。
プレッシャーに輪をかけてしまうのが、失敗やミスへの恐れです。
もう一つは、まわりからのプレッシャーです。
見ている人がいる場合、「いいところを見せたい」のような思いがプレッシャーを生みます。見ているのが、多くの人の場合や自分にとって特別な相手の場合には、なおさらでしょう。
「(誰かからの)期待に応えなくちゃいけない」のような気もちが強い場合にもプレッシャーになります。
また、失敗したら恥ずかしい、カッコ悪いところを見られたくないのような恐れがあると、なおさらです。
いずれにしても、プレッシャーを感じてしまうのは自分の心です。心がけによってプレッシャーに打ち克ったりプレッシャーを弱くしたりすることは可能だと思います。
まずは、プレッシャーを感じている自分に気づき、プレッシャーが「あってもいい(当たり前)」と受け入れられるといいでしょう。
適度なプレッシャーがいい緊張感を生み、力を発揮できることもあります。
人の目を意識してカッコつけることで思わぬ力(潜在能力?)を発揮することもあります。ただし、実力のない人がカッコつけてもひどい結果になるでしょう。
ある程度のプレッシャーは歓迎し、それを楽しめるようになると、なおいいのでしょう。
問題なのは、プレッシャーが強すぎて実力を出せないことだから、そうならないようにしよう、と考えられるといいでしょう。
そのための本番での心がけはいろいろあると思います。
恐れの気もちが強い場合には、恐れているものを覚悟できるといいでしょう。
工夫しながら自分なりのプレッシャー克服法を身につけられるといいのではないでしょうか。