しあわせ日記
リスクを覚悟する
ソチオリンピック・スノボ・パラレルで竹内智香さんが銀メダルに輝きました。
スノボ・パラレルは二人で競争します。競技を観ていると、二人のうちの一人が転倒することが多いですね。
それはリードされているほうが追いつくためには、リスクをおかして攻めの滑りをするからでしょう。そのまま滑っても(相手がミスをしない限り)追い抜けることはまずないのです。そして、僅差でも転倒でも負けは負けで同じなのです。だったら、少しでも勝てる可能性のある攻めの滑りをし、その結果として転倒することが多くなるのだと思います。
何か価値があるものを得ようとすれば、そこにはたいていリスクが伴います。努力してもうまくいかないこともあるのです。
でも、リスクを怖れて何もしなければ、何も得られないのです。
たとえば、夢や目標をもって努力しても失敗することもあるのです。でも、失敗を怖れて何もしなければ、それなりに大きな幸せを得られることはめったにないでしょう。
たとえば、愛の行為を実践しても相手に伝わらなかったり拒絶されたり、愛が報われないこともあるのです。
確かに、失敗を考えると怖ろしい気もちになるでしょう。
でも、致命的な失敗はめったにないのです。一時の失敗は人生という長い目で見れば、「いい経験」になるはずです。
失敗を怖れてばかりいると、何も得られないだけでなく、自分を弱くしてますます失敗が怖くなって何もできなくなるのではないでしょうか。それでは、ジリ貧になり、大きい不幸を招くことにもなりかねません。何もしないリスクもあるのです。
「失敗することもあるけど、うまくいくかもしれないじゃないか」のように、時にはリスクを覚悟してチャレンジできるようになるといいのではないでしょうか。
そのために必要なのは“勇気”かもしれません。
「それに少なくともいい経験になる」「いい経験をするつもりで」と考えるのもいいでしょう。