読書日記

  優しくなる

 『死ぬときに後悔すること25』(大津秀一)より、
9 他人に優しくしなかったこと
 単なる浅い気遣いではなく、他人に心から優しくできた人間は、死期が迫っても自分に心から優しくできるだろう。だから真に優しい人は、死を前にして後悔が少ないのである。
 死を前にするような時期に人の世話になり、人の優しさの有難さを痛感する人は多いでしょう。
 そこで、自身の生き方を振り返り、もっと人に優しくしておけばよかった、と後悔する人もいるのでしょう。

 まわりの人に優しくしていたら、もっと幸せに暮らせたのではないか、と思う人もいるでしょう。
 優しい人になることは、幸せになる方法の一つだと思います。

 人に優しくなれれば、自分にも優しくなれるでしょう(反対に、人に優しくなるためには「まず自分から」という考え方もあります)。
 自分に優しくできる人は、死を前に人生を振り返って、自分を責めたり後悔したりしないはずです。自分の人生は「(それなりに)よかった/幸せだった」と思えるのではないでしょうか。

 人間としてもっとも望まれるのは、優しさなのかもしれません。
 ただし、優しさを実践するためには、強さが必要でしょう。本当の優しさには強さが必要であり、本当の強さには優しさが必要なのだと思います。
 優しくなるということは、人間としての成長であり、自分の幸せにつながることではないかと思います。



   

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