自分にやさしくする

  自分のことを悪くばかり考えてしまうのは、
   自分をいじめているようなものです。
  もっと自分にやさしくすることを考えたほうがいいと思います。
  自分にやさしくするためにはまず、自分が苦しんでいる時には
   いじめるのではなく、助けるようにすることです。

  苦しんでいる自分をどうしたら少しでもラクにできるかを
   一生懸命に考えてあげるべきです。
  自分の味方になって本気で考えたら、何か方法を思いつくはずです。
  もしかしたら、その答えは必ずしも正しいこと、効率のいいこと、
   カッコいいこと、立派なことではないかもしれません。

  「まぁいいか」「今はこのままでもいいか」
  「すんだことはしょうがない」「明日があるさ」
  「今はとにかく休もう」などでもいいのです。

  自分にやさしい言葉をかけてあげるのもいいことです。
  すごく苦しんだのなら、「もうこのくらいでいいんじゃないの」
   「これ以上苦しむことはないよ」などと。
  これからやることに不安がある場合には、
   「大丈夫。大丈夫」「できる。できる」
   「ベストをつくせばいい」「なるようになる」などと。
  何かを始める前に、
   「元気を出してやろう」「勇気を出してやってみよう」などと。
  人のことが気になったりあせっている時には、
   「自分は自分」「マイペース、マイペース」などと
   自分にやさしい言葉をかけてあげればいいのです。

  また、何かができた時や少しでも頑張った時には、
   「よくやった」「えらいえらい」などと自分をほめる。
  ちょっとつらい時には、「もうちょっと頑張ろう」
   「もう少し我慢しようか」などと自分を励ます。
  人から「頑張ろう」と言われても頑張れない時がありますが、
   自分で「もうちょっと頑張ろう」と言えれば少しは頑張れます。

  また、「気分転換をしよう」「ストレスを発散しよう」
   「何か楽しいことをしよう」「好きなことをやろう」
   「好きな人と話をしよう」「自分を喜ばすことをしよう」などと、
   今の自分にとっていいことを提案してあげるのもいいでしょう。

  たった一言でも、自分の口から自分にやさしい言葉を
   発することができれば、少なからず効果があります。
  いつでもどこでも自分にやさしくできるのは、自分だけです。

  自分にやさしくすることが少しでもできるようになれば、
   自分のことでくよくよすることを減らすことができるでしょう。



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