読書日記

  幸福の2つの求め方

 『無』(本荘可宗)より、
 昔から幸福の「求め方」に2つある。
 第一は幸福を直接に目標(めあて)にして追い求めずに、幸福よりか、幸福が身につく徳分を養うようにした。
 第二は幸福を「外」に求めないで「自分」に求めるようになった。
 幸福の求め方はいろいろあるのだと思います。
 自分が幸福になりやすい求め方ができるようになるといいのではないでしょうか。

 「○○たら幸せになれる」と思い、何かを手に入れたり何か目標を達成したりすることを求めて努力する人が多いのだと思います。
 これに対して、直接何かを求めるのではなく、幸福になれる自分になれるように努力する幸福の求め方もあるのです。

 幸福を自分の外に求めるのではなく、自分の内に求めるアプローチもあるのです。
 現実を変える努力ではなく、自分(の心)を変える努力をする。
 自分がもっていないもの(物・人・事)を求めるのではなく、自分がもっている幸福(物・人・事)を感じる。
 幸福を人や社会に求めるのではなく、自分がもっている能力と努力で幸福を得る。

 自分を育てる努力を続けることで、幸せになる能力の向上につれて、少しずつ幸せに暮らせるようになっていけるといいのではないでしょうか。



   

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