読書日記

  イヤな人は有り難い存在

 『心のシンプルライフ』(ヒュー・プレイサー)より、
 だれにでも人生に一人や二人、「あの人といるとどうもイライラする」「何となくソリが合わない」「あいつだけはイヤ」という人に出会ったことがあるでしょう。
 実は、こういう人たちは、わたしたちがまだ未熟なところがあることを、その存在を通して教えてくれるから有り難い存在なのです。
 世の中にはいろんな人がいます。自分をイヤな気もちにさせる“イヤな人”もいるでしょう。
 「イヤな人なんていない」という人がいたら、すごく人間ができた人かうそつきでしょう。
 ということは、「イヤな人がいる」という人は、未熟で正直な人と言えるでしょう。

私は未だかつて 嫌いな人に会ったことがない  まだまだ未熟だなぁ

 「自分はまだ未熟だ」とわかっているのはいいことだと思います。
 「未熟だ」という自覚があるから、自分を育てようと心がけるのです。未熟だから成長する余地もあるのです。

 自分を育てようと思う人にとって、イヤな相手は自分の改善点を教えてくれる有り難い存在と考えられるのでしょう。
 「厄介な人は教師」、幸せになる考え方を身につけるための「いい練習相手」などと考えることもできます。

 自分が人間として成長すれば、それだけイヤな人は減っていくはずです。自分が変わらなければ、いつまでたってもイヤな人のためにイヤな思いをし続けることになってしまいます。
 イヤな人との出会いを前向きにとらえて、自分を育てるために役立てられるようになるといいのではないでしょうか。



   

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