読書日記

  出会いの達人になる

 『人生を幸福で満たす20の方法』(三宮麻由子)より、
 道を開くときのひとつ目のポイントは、出会いの達人になることだと思う。どんな小さな出会いでも、それを心から大切にし、出会った人々を宝物とする。
 一方、出会いの達人は別れの達人でもなければならないと思う。別れがきたとき、それは次のステップへの出発、つまり「卒業」なのだと割り切って、気持ちよく「さよなら」が言えなければならないのだ。
 「出会いがない」と言う人の中には、出会いがないのではなく、出会いに気づいていない人も多いような気がします。
 小さな出会いには気づけない人が多いのでしょう。

 小さな出会いに気づき、それを大切にすることで、大きな出会いに育てられる場合もあります。小さな交流を重ねていき、関係を深めるように工夫できるといいでしょう。
 大きな出会いは、はじめはごくふつうの、もしくは偶然の小さな出会いだったのを育てた場合が多いのではないでしょうか。

 「いい(人との)出会いがない」と言う人も同様だと思います。
 「(自分から)いい出会いをしよう」と、出会いの可能性がある場に参加してみる。少しでもいい出会いの可能性を感じられる人がいたら、「とにかくつきあってみよう」と考える。
 今まで気づいていなかった出会いを再発見し、「この出会いを大切にして、育ててみよう」と考える。
 こんなふうに考えてみてはどうでしょうか。

 出会いがあれば別れもあります。その関係にとらわれてしまうと、悪いつきあいをずるずる続けたり、悪い別れ方をして不幸になったりしてしまいます。
 また、一つの関係にとらわれていると、新たな出会いに気づけなくなるでしょう。
 「去る者は追わず」で、気持ちよく別れられるようになるといいのでしょう。

 いい出会いがやって来るのをただ待っているのではなく、自分からいい出会いを求めて行き、可能性があるものを試してみて、小さな出会いでも見つけて、育てていける出会いの達人になれるといいのではないでしょうか。



   

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