読書日記

  漠然とした不安

 『大局観』(羽生善治)より、
 私は、挑戦する気持ちを妨げる大きな要因に、恐怖があるのではないかと思っている。恐怖や不安が挑戦者をためらわせ、挑戦をやめさせたり、延期させたりする。
 いちばん手ごわいのは、「漠然とした不安」だ。
 最近の私は、漠然とした不安は暗闇と同じで、ただ暗くて何も見えないから不安に思うだけで、実態は何もないのではないかと考えるようにしている。
 挑戦できない要因・夢を持てない理由の第一は、失敗の恐怖があるからでしょう。
 また、先行きがどうなるかわからないことに不安を感じることも、その一つでしょう。

 どうなるかわからないということは、うまくいくかもしれないのです。
 成功を期待するか、失敗を恐れるかによって、大きく気持ちが変わり、それが挑戦できるかできないかにもつながるのでしょう

 心に不安を生み出しているのは自分の考えです。先のことがまったくわからない漠然とした不安は100パーセント自分の考えが生み出しているのです。
 そして、現実には不安に思った状況になることは少ないでしょう(特に、悲観的な人の場合には)。

 自分が幸せになるために本当にやりたいことは、恐れよりもやりたい気持ちを大切に、不安よりも期待や希望を持って、挑戦できるようになるといいのではないでしょうか。
 そして最後に必要なのは、“勇気”なのかもしれません。



   

次の日の日記

最新の日記

大局観』羽生善治

ホームページ