読書日記

  〈誉められること〉の自給自足

 『笑訳 歎異抄 逆説の幸福術』(おかのきんや)より、
 〈人に誉めてもらいたい〉〈人に励ましてもらいたい〉と言う気持ちがエスカレートすると、被害者意識の強い〈困ったちゃん〉になってしまいます。
 自分で〈誉められること〉と〈励まされること〉を自給自足すると、誰にも頼らずに心を安定させることができます。
 特に誉めることもない日には、過去に、〈自分が大活躍したこと〉、〈誰かに誉められたこと〉、〈感謝されたこと〉を思い出すのもいい方法です。
 人から誉められたら誰でも嬉しいでしょう。
 また、つらいとき、元気がないとき、落ち込んだときなどに、人に励ましてもらえると、心強いとともにとても嬉しいでしょう。
 人間には〈人に誉めてもらいたい〉〈人に励ましてもらいたい〉という(隠れた)思いがあるだと思います。

 ただし、そのような思いが強すぎると、「誰も私を認めてくれない」「誰も助けてくれない」などと思って、余計につらい思いをしてしまうのでしょう。
 そういう態度が露骨に表れると、まわりの人にとっては〈困ったちゃん〉〈困った人〉になってしまうのでしょう。

 「(誰かが)○○してくれない」と、イライラしたり悲しく思ったりした場合の一つの幸せになる考え方が「自分でやってしまおう」です。
 人が誉めてくれないのなら、「自分で自分をほめよう」。
 人が励ましてくれないのなら、「自分で自分を励まそう」と考えられるといいのです。

自分は 好好   (もうちょっと)がんばろう

 「自分に○○してあげる」という考え方がもっとできるようになるといいのではないでしょうか。



   

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