読書日記

  難しい?面倒?

 『笑訳 歎異抄 逆説の幸福術』(おかのきんや)より、
 私は難問にぶち当たったとき、「これは、〈難しい〉ことなのだろうか?」それとも、「ただ〈面倒くさい〉ことなのだろうか?」と、目の前の問題を〈客観的〉にながめます。
 その90%は、〈私に実行不可能な難しい〉ことではなく、単に〈面倒だけど実行可能〉なことばかりです。
 問題解決には現実的な目標をもつことが大事です。
 不可能な解決の方法は、いくら考えても答えはでません。
 また、難しい解決の方法を求めると、そけだけ時間もエネルギーも必要です。
 現実的で実行が比較的可能な目標をもって努力したほうがいいのではないでしょうか。

 ただし、〈難しい〉と安易に思って、すぐにあきらめてしまうのもよくないのでしょう。
 〈難しい〉と思えることも、実は〈面倒くさい〉だけということが多いのでしょう。

  『人生には難しそうに思えることがたくさんある。
   たが、大半は簡単なことの積み重ねでできる』 本多時生

 また、難しくても、それをやってみる価値があると思えるのなら、一所懸命に取り組んでみたほうがいいでしょう。
 時間をかければ乗り越えられるのではないかと思います。
 それに結果はどうであっても、何かしら得られるものがあるはずです。

 人生には限られた時間しかなく、自分のエネルギーにも限りがあります。
 自分にとって大切なもの(事・人・物)のために、自分の時間とエネルギーをできるだけ使えるようになれたらいいのではないでしょうか。



   

次の日の日記

最新の日記

笑訳 歎異抄 逆説の幸福術』おかのきんや

ホームページ